リクエスト依頼・相談掲示板

Re: PInCS-DCTC 相談スレ/設定保管庫 ( No.4 )
日時: 2018/03/19 01:30
名前: 静かの海 ◆k.ZBagCsQo (ID: F9pxRki6)

【設定-電子戦】

* 電子戦とは何ぞや?

 一言で言えば「マルウェアの手動駆除・隔離」。マルウェア対策用の汎用ソフトをすり抜けたり破壊してしまうような、きわめて悪質なマルウェアを検出した際に行われる削除・隔離業務の通称である。
 電子戦は管理AIを動員して行われ、基本的にはAIが独自に適切な行動を選び抜く。スタッフの仕事はAIの判断に対して是非を唱え、必要に応じて撤退や総攻撃等の指示を出すこと。
 AU及びマルウェアの挙動は全て仮想空間上で可視化され、見た目はタワーディフェンスゲームそっくり。お陰でゲーマーが電子戦専用スタッフとして抜擢されることもある一方、「下手に可視化されると勘が鈍る」という理由で仮想空間を全く見ず、プログラムの羅列だけで状況判断する(できる)スタッフもいるようだ。

* なして『攻城戦』なの?

 サーバーにはマルウェアの浸食を防ぐために多重の防壁が構築されており、それを越えてくる様子が攻城戦に喩えられたため。攻めて来るのはマルウェアの方であって、AI側は防衛に徹するのが電子戦の基本である。
 ただし、探索AIがワームの巣などを発見した場合はこの攻守が反転し、AI側がマルウェアの防壁を突破して本体へ迫ることになる。
 何にせよ、可視化された電子戦の様子は、規模は様々あれど城攻めによく似ている。

* 実際どうやって戦っているのか

 前線で電子戦をこなすのは主に破壊AIと防御AI。必要に応じてメディックが出張る。偵察・探索型のAIはあくまでマルウェアの位置情報や強さの検出に特化し、攻撃の及ばない位置から戦況を探索して周囲のAIやスタッフに伝達するのが役目となる。
 破壊プログラムはデータ量が大きく稼働するのに負担がかかる為、偵察や探索を主とするAIがマルウェアの破壊プログラムを搭載することは稀。搭載したとしてもデータ量の少ない汎用のものに留まる。
 電子戦それ自体は刻一刻と変化する状況に合わせて様々な立ち回りを見せる。管理AIとしての“性格”もあるので、その辺は自由に考えましょう。
 尚、どんなAIもスタッフの命令には忠実で、異を唱え返したり命令無視を繰り返すAIは“故障した”と見做される。ただし、ド素人のスタッフに熟練のAIが振り分けられた場合などはこの限りではない。