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【世界観】

昔々、世界には音楽の神「ミューズ」がいました。
ミューズが作り出す物は、奏でる音は、全て「芸術」と呼ばれました。
ミューズによって世界は発展し、豊かになっていきました。

それから数千年。ミューズはこの世界を去ろうと思いました。
永く生きた事で、命の終わりがやって来たのです。
それと、もう一つ。

人間達の終わらない争いに、悲しんだからもあります。
人間が持つ、「欲望」・・・
欲望は世界を歪ませ、命を脅かす魔物が作り出されてしまいました。
いつまでも平和は続かない。
その悲しみに、命は終わりを迎えました。

それでも、この自分の持つ力を継いでいきたい。
ミューズは美しいその才能を形にして、数人の人間に宿らせました。
歪んだ世界を調和させる、「可能性」を秘めた者達に。

やがてミューズが息を引き取ると、ミューズはいくつもの「指揮棒」に姿を変えました。
美しい指揮棒は光を仄かに纏い、世界のあちこちに散りました。

世界の何処かで眠るミューズの指揮棒を手にした時、
あなたは眠った力を呼び覚ます。
そして、歪んだ世界を正すべく、邪悪な者達に立ち向かうだろう。




調和を司る、「ミューズの奏者」として。