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Re: 【募集〆】貴方の小説に感想を書こうか ( No.39 )
日時: 2019/07/22 14:20
名前: 書喰神 ◆ugFJcpBygw (ID: 7dCZkirZ)

お待たせしました。
そして最初に謝っておきます。大変申し訳ありません。

『攻撃反射の平和主義者です!』 感想


No.1

『わたしは別のスポーツで活躍したいなどとは微塵も考えてはいませんでした。
もし仮にわたしが格闘技などをした時には、』

スポーツの話をしているのに、いきなり格闘技の話に変わった事に違和感があります。
スポーツの話をしているのなら、ちゃんとスポーツの話を終わらせてから格闘技に話題転換して下さい。



『高校を卒業したわたしはこの日も当てもなくブラブラと街を歩いていました。』

わざわざ『この日も○○していました』と、今日この日のこの後に何かが起こる、ような前振りみたいに書いてあるのに、特に何も無く経過報告のような感じで山奥で暮らす事にした、となるのは日本語としておかしいです。
『この日』と強調するから前後の文章でおかしく感じるのです。高校を卒業して就職活動をしたけど駄目だったから山籠りすることにした、という流れなのだったら『この日も当てもなくブラブラと街を歩いていました。』という一文は不要です。『この日』と強調する意味が不明です。


次。
『都会では仕事がなければ生きていけないことを学んだわたしは、山奥で暮らすことにしました。』

流れがよく分かりません。美琴はもともと都会の高校に通っていたのではないのでしょうか? それなのにこの文章では、田舎から都会に出てきたけど、都会は厳しいと体感して出戻ったみたいに見えます。もともと都会で暮らしていたようには思えない思考です。
美琴の出自も経歴もまったく謎なのに、途切れ途切れの経過だけが書いてあるようで、読んでいて意味が分からなく、非常に気持ちが悪いです。
就職の内定が決まらないのと、仕事が無ければ生きていけない事に気付くのは全く別物です。仕事が決まらない→貯蓄が無くなった→仕事が無いと都会では生きていけないと気付く、という流れならばまだ分かりますが、「貯蓄が無くなった」というのを無視していきなり「仕事が決まらない」→「仕事が無いと都会では生きていけないと気付く」というのは不自然です。


次。
『けれど一年が過ぎたころ、』

理解不能です。無理矢理ここまでの文章を読み解くのならば、高校卒業は18歳なので、美琴は卒業してから都会で暮らしながら就職活動に二年間という時間を使って「都会では仕事がなければ生きていけないことを学んだ」結果、山奥でサバイバル生活を一年間した。

就職活動に二年間というありえないほど長い時間を使用するのも意味不明ですし、「都会では仕事がなければ生きていけない」と気付くのに二年間も要した事も不自然過ぎます。

なんというか、美琴が何処か抜けていて馬鹿かアホだという事を印象付けたかったのだと思いますが、現状だと馬鹿でもアホでもなく、ただのキチガイ、精神障害者にしかみえません。


馬鹿なキャラや純粋過ぎるキャラを描くのは、意外と難しいものです。
馬鹿な事をする者は、その者独自の『ちゃんとした理屈のある』思考回路を持って、客観的な視線や感想を無視して、行動に移します。

パッと思いつくのは、ワンピースのルフィとか、バカテスの吉井明久とかですね。彼らは第三者から見て馬鹿な事をしているとしか思えない行動をしますが、それは彼らなりの行動原理があってそうしています。
つまり、思考の『原因』『過程』『結果』が単純ではっきりしているのです。

しかしこの作品の主人公・美琴の場合、その思考は上記のように支離滅裂で、原因・過程・結果がはっきりしてるようではっきりしていません。
高校卒業とか、就職活動とか、都会とか、中途半端に美琴のそれまでの生活を描写しているので、そのごくごく一般人的な経歴と、本文の美琴の支離滅裂な思考との乖離さに読んでいて非常に気持ち悪くなります。「なにこのキチガイ。むしろどうやって高校を卒業できたんだよ」と思ってしまうほどです。

次。
『ですが山を降りて電車と並んで田舎道を駆けながらも、』
『疑問に包まれながら東京の街中を歩いていますと、』

既にこの時点で読む事に苦痛を感じています。
前者はまあいいとして、後者はいつ東京へ着いたのでしょうか。山奥→田舎道→東京、という非常に意味不明で急展開な書き方に不自然さが増します。
というか、お米を食べたいならば、何故東京なのでしょうか?
故郷に戻って来た、と見てもいいのですが、最初の方にも「東京に住んでいた」という記述もないので、山奥という大自然から突然日本一の都会に切替わった理由が分かりません。農家に行くという選択肢は? 何故都会一択なのか? 馬鹿特有の単純な行動原理は感じられず、無理矢理変な方向へ向かっているとしか思えない思考は、やはりキチガイにしか見えません。


私の感想を期待されていたようで申し訳ありません。
残念ですが、ここまでです。
一話の最後まですらいきませんでした。


■総合評価:『論外』

モンブラン博士さんは恐らく、書きたい場面があって、その場面に無理矢理展開を持って行こうとし過ぎているのだと思います。
ストーリー展開が非常に唐突で繋がりが不自然です。起承転結の『起』、つまり一番最初の状況説明、状態説明がちゃんとしてないから起こる問題だと思います。
『書きたい場面』があるのは良い事ですが、それに至る道筋がしっかりしていなければ、物語は綺麗に纏まりません。
なんというか、『書きたい場面』にするために、美琴の思考を無理矢理捻じ曲げている印象を受けました。
登場人物の思考や行動にちゃんと『原因』『過程』『結果』を持たせて下さい。
作者と登場人物だけで理解しても意味が無いんです。ちゃんと読者に理解させるように描写して下さい。

申し訳ありませんが、徹夜明けの頭ではこれが精一杯。
これ以上をお望みなら質問なり反論なりをお願い致します。
時間と気持ちに余裕がある時に返事を書かせて頂きます。

私としてもこれだけしか書かないのは納得いきませんが、以上で『攻撃反射の平和主義者です!』の感想とさせて頂きます。

他の方と比較して短めで申し訳ありませんでした。

Re: 【募集〆】貴方の小説に感想を書こうか【感想執筆中@1名】 ( No.41 )
日時: 2019/07/22 16:49
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

書喰神さんへ

感想ありがとうございます。とても楽しみにしていたものですから、更新してくださりとても嬉しいです。それではこれから反論と言いますか文章の説明をしてきたいと思います。
最初の「わたしはスポーツで活躍したいなど〜」から急に格闘技の話に変わったことに疑問を抱かれているようですが、私の中では格闘技もスポーツの一種と考えているため、違う話題になったとは思っていませんでした。次の「この日〜」の発言に関しては仰る通りだと思います。高校卒業して就職活動したけどダメだったという展開が書きたかったのですから、前振りっぽい台詞は余計でしたね。美琴は都会の高校に通っていますね。それで卒業したのですが超人的な身体能力が原因で不採用を幾度も食らって山籠もりを決意しました。そうですね。仕事が決まらない→貯金がなくなる→仕事がないと生きていけないと気付くの流れの方が自然ですね。私の描写が言葉足らずでした。一年が過ぎたというのもミスですね。
考えてみれば美琴は就職活動をはじめてしばらくして山籠もりに突入しますが、就活期間自体は短く、18歳から21歳までの4年間を山で過ごしていることになりますね。東京に戻ってきたのは美琴の故郷だからです。ここら辺も描写不足でした。
そうですね。指摘されている通り次の展開が書きたくて仕方がなく最初の出だしをおざなりにしてしまったことは間違いありません。ですがこれ以降のお話には自信があります。
美琴の人物像もどんどん掘り下げられていくので、当初抱かれていた「キチガイ」というイメージが間違いなく一変するでしょう。最初の部分で苦痛を味合わせてしまい、申し訳ありません。美琴は本当に優しく、良い子です。もし書喰神さんさえよろしければ以降の話も読んでいただけないでしょうか?

Re: 【募集〆】貴方の小説に感想を書こうか【感想執筆中@1名】 ( No.42 )
日時: 2019/07/22 16:56
名前: モンブラン博士 (ID: EUHPG/g9)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

書喰神さんへ

もしも№21まで読んで頂き、それでも美琴の印象に変化がないというのでしたら私はこの作品の執筆を中止したいと思います。そこまで読んでもダメならば後の結果はわかりますから。
書喰神さんとしても納得がいっていないようでしたら、ぜひとも読んでいただきたいのです。

Re: 【募集〆】貴方の小説に感想を書こうか ( No.43 )
日時: 2019/07/25 17:56
名前: 書喰神 ◆ugFJcpBygw (ID: J1W6A8bP)

モンブラン博士さん

そこまで言われるのでしたら、私も本腰を入れましょう。
感想の続きを書かせて頂きます。
ただ、執筆の中止をするのは間違いです。本当にこの物語が好きなのならば、修正あるいはリメイクするくらいの気概は見せて頂きたいものです。

『攻撃反射の平和主義者です!』感想 続き


モンブラン博士さんの返信より

『格闘技もスポーツの一種と考えているため、違う話題になったとは思っていません』

とありますが、だったら何故『スポーツ』という言葉から『格闘技』という言葉に変わったのでしょうか?
これがバレーやバスケットボール、陸上など、色々なスポーツを例題に挙げて、その後で格闘技という言葉が出てくるのならばまだ分かりますが、『スポーツで活躍したいなどとは微塵も考えてはいません』からいきなり『もし仮にわたしが格闘技などをした時には』と、球技や陸上というスポーツらしいスポーツを全部スルーして格闘技に焦点を当てているのは不自然です。やはり書きたい展開を急ぎ過ぎている感じがします。

次。
『考えてみれば美琴は就職活動をはじめてしばらくして山籠もりに突入しますが、就活期間自体は短く、18歳から21歳までの4年間を山で過ごしていることになりますね。東京に戻ってきたのは美琴の故郷だからです。ここら辺も描写不足でした。』

描写不足ではなく、そもそも描写が無いです。
就活時間が短いというのも、18歳から21歳までを山で過ごしたというのも、東京が故郷というのも描写は一切ありません。
時間を示す文章は『けれど一年が過ぎたころ、急にある食べ物が恋しくなりました。』だけです。これでは山籠もりして一年過ぎた頃、に見えますし、現在が21歳なら、その一年前である20歳まで就職活動していたことになります。
あと、高校卒業から21歳までは三年間です。山籠もり4年間だと、高校中退じゃないと不可能です。

次。
『指摘されている通り次の展開が書きたくて仕方がなく最初の出だしをおざなりにしてしまったことは間違いありません。ですがこれ以降のお話には自信があります。』

いくら今後の展開に自信があろうが、肝心の最初で私のように『論外』と評価を下されてしまえば、その後の展開を見て貰う前に読者は離れて行きます。『書きたい展開』だけではなく、それに至る経緯も全て含めてしっかりと書いて下さい。


以下、前回の続きから。
『疑問に包まれながら東京の街中を歩いていますと、一人の男性が声をかけてきました。』

『疑問に包まれる』という言葉はありません。『疑惑に包まれる』という言葉はありますが。そして『疑惑』では意味が変わってくるので、『包まれる』という表現がそもそも間違いだと思います。


次。
「この場を解決する方法は、わたしと一緒に食事に行くしかないようだねえ」

この場面も、食事に向かう展開が無理矢理すぎます。
美琴の思考がコロコロと変わり過ぎているからです。
最初は奢ると言われて断った。その理由は「就職活動をしなければならないから、彼にいつまでも付き合ってはいけないと思った」、その次に腹の音を聞かれて「ネタとして拡散されるのが嫌でこの状況を無かったことにしたいと思った」、次にこの場を解決するには食事に行くしかないと言われて嬉しい半面「お金を返すことはできない」と申し訳ない気持ちになった。

その都度その都度、前後でまったく関連性の無い理由で悩んでいますね。それが悪いのではなく、直前に抱いていた悩みの理由を次の瞬間綺麗さっぱりスルーしていることに違和感があります。つまり、食事に行かせるために無理矢理理由を後付けしてるように見えるのです。連続した思考には関連性を持たせてください。
ボロボロの姿で都会を普通に歩いているサバイバル女が、「ネタとして拡散されるのが嫌」とか、山奥で野人生活を四年も過ごした割に現代人的思考というのは違和感があります。美琴はいったいどういう思考回路をしているのか。現代人? 野人? 都会人? 田舎人? 謙虚? 厚顔無恥? それぞれがごっちゃになってよく分からない性格に見えてしまっています。つまり、キチガイです。

スターの登場とセリフにもいきなり感が強く、やはり無理矢理な展開の流れが気持ち悪さを倍増させます。

他の人の感想には伏線が多いと言ったことがありますが、この作品には逆に伏線というか、フラグ、予兆、前兆が全然ありません。
もしかしたら『急展開の連続』というものを意識したのかもしれませんが、急展開というのは、思いもよらなかった展開という意味で、意味不明な展開の連続のことを言うのではありません。それらは似ているようで違います。

今回の食事に誘う場面で言うならば、そもそもスターが美琴と突然出会うというのも突然すぎます。例えば、身体能力的に凄い経歴を持つ女子が居た事を知ったスターが探していたら偶然に出会ったとか、そういうフラグ的なものがあればまだ受け入れられます。しかし美琴とスターとの出会いにドラマ性が全く無いのが、無理矢理感を強くしています。
『桃太郎が旅に出たら犬猿雉に遇ったので黍団子で仲間にした』くらい味気ない展開です。
せめて食事に誘うスターのセリフにもっと理論的な説得を入れて下さい。
スターは説得らしい説得はせず、美琴の思考だけが食事に行くように無理矢理変化させられているような印象を受けます。

気にしない人には普通の思考の推移に見えるかもしれませんが、よくよく見ると前後の文章での思考とで噛み合っていないのが分かります。その不自然さは気持ち悪いです。


次。
「うん! よく言ってくれたね! じゃあ、さっそくご飯に行こう! 君の好きなものを何でも行ってくれたまえ、その食べ物がある場所を探して行くから!」

誤字
『何でも行ってくれたまえ』→『何でも言ってくれたまえ』


次。
『わたしとしてはおにぎりを奢ってもらわねばならない立場ですので』

奢って貰うのに後でお金を返すというのは違和感です。だとしたら「後でお金はお返しします」とか言わないのは何故でしょうか? 後でお金は返すと事前に思考してて、奢って貰う立場、奢って貰う立場と何度も繰り返し強調するのは、お金を返す気が無いような感じがしていやしく感じます。
だったら、「後でお金を返すと決めたとはいえ、今は返す当てもないからせめて」みたいな一文を入れると良いと思います。とは言えこのままの文章で入れてもおかしくなります。どのように入れれば不自然ではないのか、考えてみると良いでしょう。


次。
「いただきます」

モンブラン博士さん曰く四年ぶりで、山を下りる決心をさせるぐらいに求めていたお米を食べたわりには、感動が薄く感じます。具体的に言うと、文章が少な過ぎます。文庫で言えば見開き2ページ分くらいは使って、美琴のお米に対するこだわりを読者にこれでもかと印象付ける場面だと思います。

あと、定食屋の描写が簡素すぎます。それに今どき、白米だけのおにぎりがメニューにある定食屋なんてありません。メニューになくても店員に無理言って作って貰うほどのお米に対する渇望を見せてもいいと思います。


次。
「泣く程美味しかったとは本当に良かった。ホラ、涙はコレで拭きなさい」
この前に美琴は「美味しい」と発言しているならまだしも、そう言っていないのに「泣く程美味しかったとは」とスターが言うのは違和感があります。「泣く程嬉しがってくれるとは」とか「泣く程おにぎりを求めていたとは」とかの方が会話の流れとして自然です。


次。
『わたしは自分でも無意識のうちに指についたご飯粒を指しゃぶりで食べていたのです。』

普通『指しゃぶりで食べていた』とは言わないです。『舐め取っていた』か『しゃぶっていた』で良いのでは? 指しゃぶりという食べ方は寡聞にして聞いた事も見たこともありません。幼児が無意識にする動作ではありますが、それをしても食事は食べられません。


次。
『普段は絶対にしないはずのことをしていたとは、』

これまでの美琴の言動からすれば普通にしてそうで、この文章には違和感があります。
「人前では」などを入れると違和感はなくなると思います。


次。
「スターさん、このチラシになるスター流って一体……」

『このチラシになる』→『このチラシにある』



次。
「わたし、あなたの弟子になります」

スターに「君は自分の力の特異さに恐れる心を抱いている」と心情を悟られたあと、それに対する答えは何もないまま、おにぎり代と仕事と給料に話題がシフトして、最後はそれに簡単にほだされて弟子になってしまいました。
美琴の格闘技をすることに対する不安は何処に消えてしまったんでしょうか? 何故スターは美琴の心情を見破っただけで特に追及もせずに仕事と給料の話をしたのでしょうか? これでは美琴の心情を見破った意味が分かりませんし、それに対する美琴の考えも完全スルーなので違和感だけが残ります。
せめて「スター流に入ればその不安はなくなる」的な説得も入れて下さい。展開が先に先に突っ走りすぎて意味不明になっています。

今日はここまで。
知っていますか? まだNo.1なんですよ?
No.21が遠いです。最初でここまで違和感と不自然さのありまくる展開の話にこれ以上を読もうとする読者がどれだけいるのか。

物語の最初は肝心です。普通は最初が面白くなければ読み続けようと思わないのですから。

ちなみに、上手く説明できないから書いていないだけで、違和感のある文章はNo.1内にまだまだあります。

疲れましたが、一度続けると言ったからにはNo.21まで続けるのでご心配なく。