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Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.127 )
日時: 2015/10/15 12:33
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: 7WYO6DME)

メデューサ様>>


 まさかの変態トリオに加えて沈野さんまでくるとは思わなかった。
 ていうか、彼らって3年生ですよね?




 夏休みのことである。
 3年変態トリオと名高い割島博、幾嶋一繁、早乙女春日はなんと補習にお呼ばれしていた。
 補習? 答えは否。断じて否である。
 彼らの学年を考えてほしい。3年生である。つまるところ受験生である。変態行為をしている暇があるなら勉強をしろと、厳めしい面した日本史教師の御雨終始(家庭科の先生激LOVE)が竹刀片手に言いやがったのである。
 しかし、3年変態トリオと呼ばれていようが何だろうが、彼らは曲がりなりにも変態組——じゃなかった戦争組である。早くも試験勉強を放棄して、教室の黒板に落書きをしていた。
 主に博(R18のモザイク処理が必須になってくるえぐい女の画像)と一繁(最近見つけた飛行機が擬人化したギャルゲのキャラが触手に凌辱されているアニメ画)の一騎打ちだったのだが。

「春日、これどっちが上手い?」
「さすがにチョークは食えんと思うでー俺思うでー」

 一繁が意見を求めた先は、ほんわか天然ゆるゆるボケボケの早乙女春日。当然求めていた返答は得られることはなかった。
 すかさず一繁のツッコミ。

「誰が『美味い』っつったよ? 『上手い』かつったんだよ。上手!! 上手の方!! 美味じゃなくて!!」
「あー、そっち。どっちもどっちやと思うけどぉー。なんかどっちも見てられんわー」

 どっちもどっちである。書いているジャンルは違えど、もとをただせばただの変態画像だ。
 その時だ。
 3人が黒板を好き勝手凌辱している教室の扉が、突然開かれた。
 その瞬間に、教卓に設置された全自動パイ投げ機(春日作)が発動し、入ってきた相手の顔面を寸分の狂いなくぶち抜いた。
 自分が作った仕掛けが正常に作動したことを、緩く喜ぶ春日。

「うわーい、仕掛けが発動したでー」
「で、絵の具をぶち込んだパイはどうなったんだ?」
「壁が犠牲になったッスよー」

 入ってきたのは新聞部部長の沈野舞里だった。パイを投げつける相手を間違えたのだ。こいつはあらゆるものをすり抜ける能力だった。当然パイをすり抜けることも可能だろう。
 舞里は黒板に描かれたR18画像をデジカメでしっかり撮影し、「これ次回の新聞の一面に使わせてもらおう」などと不謹慎なことを呟いた。

「あれ、沈野? お前何でこんなところにきたんだ?」
「テストの点数が悪かったから補習ッスわ」

 えへへ、と舞里は笑った。
 さすがに舞里は馬鹿ではないと踏んでいたのだが、何故彼女が悪い点数を出してしまったのか。3年変態トリオは特に気にもならなかったが、代表として博が問いかけた。

「で、何点取ったんだ?」
「徹夜で新聞の記事を書いていたら眠くてー、解答欄1つずつずれて3点しか取れなかったッス」

 テヘペロ、と可愛らしく舌を出す彼女へ向かって変態トリオが出した結論は。


「「「沈野、お前馬鹿だろ」」」


 何故テスト期間に新聞の記事を徹夜してまで書く必要があるんだ、という意味を込めての台詞だった。




 よし、満足!!
 ちなみに飛行機のギャルゲの名前は『航空☆これくしょん』にしようかな。