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- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.143 )
- 日時: 2015/10/17 15:41
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
モンブラン博士様>>
なんかBLとかよからぬ単語が出てきたけど、まあいいやうん。
頑張って書きますけど、期待はしないようにお願いします。
「好きだ、お前が好きだ!!」
なんでもない普通の公園に、熱烈な愛の告白が響き渡った。
告白をしたのは黒髪に野性的な顔立ちが特徴の、背の高い少年。名を井吹太郎。
告白を受けたのは腰まで届く金の髪にサファイアの如き青い瞳を持つ少年。名を木下正美。
……さてお気づきだろうか。この2人、両方とも男である。
「お前が好きだ。頼む、俺と結婚を前提に付き合ってほしい!!」
正美の男らしい節くれだった、しかし小さな手を握り締めて、太郎は熱烈な愛の言葉をぶつけた。
真正面から告白を受けた正美は、一瞬だけ面食らったような表情をしたが、すぐにふわっと微笑む。
「ありがとう。僕のことが好きなんだね」
「ああ、好きだ!! 結婚したいぐらいに!!」
男性同士では結婚できない、という法律は最初から彼の頭にはないらしい。消えているのだろうか。
遠くの方で「ママー、男の人同士なのに見詰め合ってるー」「シッ見ちゃいけません」なんていう言葉が聞こえてきたのだが、2人には聞こえていないようだった。完全に2人だけの世界に入っている。
正美は太郎の手を握り返して、
「奇遇だね、僕も自分のことが好きなんだ。いや、愛しているって言っても過言ではないね」
「そうか。本当に奇遇だな。俺もお前のことを愛していると言っても過言ではない」
もはや盛大にすれ違いを起こしているような気がしないでもないが、この2人は気づいていない様子だった。
フフッと楽しそうに笑った正美は、グイッと太郎の手を引き、
「————それほど真剣になってくれるなんて嬉しいな」
呆気にとられた太郎の頬に、唇を触れさせた。
要は、正美が太郎へキスをした。
「……な、え、ふぁ!?」
「ハハッ。君、随分と可愛らしい反応をするね!!」
楽しそうに笑う正美に対して、太郎はへなへなとその場に座り込んでしまった。
まだ温かい頬に触れて、さらに顔を赤く染め上げる。もはや熱でもあるのではないかと疑いたくなるぐらいに。
「……畜生……やっぱり好きだ……」
「知ってるよ」
楽しそうに笑う正美から、太郎は恥ずかしそうに目を逸らすのだった。
うーん、コレ長いかな。
ともかく多分これで依頼は完了です。
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