リクエスト依頼・相談掲示板
- Re: あなたのオリキャラでSS 私のオリキャラでもSS ( No.144 )
- 日時: 2015/10/17 16:17
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: UvhXWElK)
siyaruden様>>
正式に松下さんを殺してもおkということになったので、さっそくぶち殺します。
サイコ状態なんてねー、どう書けばいいんだか。え? 研究しろ? その為に放り込んだんだ? 分かってますよええハイ。
走る、走る、ひたすらに走る。
ここでは分が悪い。どこか身を隠せる場所を探す必要がある。
橙色の髪の毛を翻して、青い双眸で進行方向を睨みつけ、伏美薫はひた走る。ひび割れたコンクリートの道路を横切り、空き缶を蹴飛ばし、時たま現れる集団からはぐれたゾンビの脳漿を打ち抜いて殺す。
背後からは絶え間なく銃声が響き、イカれた男の悲鳴じみた声が聞こえてくる。
「ゾンビ!! 逃げてんじゃねえよ!! 殺してやる、俺がこの手で殺してやる!!」
照準が定まっていないのか、銃弾は薫のすぐ横を通り過ぎていく。
どこかに逃げる場所はないかと周囲を見渡すと、地下鉄の入り口を発見した。ちょうどいい、ここに逃げ込めばまだ勝機はある。
薫は地下へと続く階段を駆け下りた。ヒールの音が反響する。次いで銃声、相手はすぐに追いついてきたのだ。
「クッ……早い……!!」
極小の舌打ちを吐き出して、薫は物陰に飛び込んだ。
ゾンビに食われて殉職したSATかた拝借した短機関銃を構えて、上がった息を整える。
徐々に足音が近づいてくる。「どこだ」とか「殺してやる」という物騒な声が耳から滑り込んできて、脳を犯す。恐怖で震える自分の体を叱責し、薫は物陰から飛び出した。
駅構内に現れたのは、短い黒髪の軍人だった。どうやら自衛官のようだ。手にした機関銃を構えて、
「見つけたァ!!」
絶叫と共に銃の乱射を開始。ブーッ!! という音と共に銃弾の雨が襲い掛かる。
慌てて薫は物陰へと引っ込んだ。銃弾が壁を抉り、床を穿ち、天井に穴を開ける。周囲を蜂の巣へと変えていく。いまだ電気が通っていた蛍光灯をぶち抜いた瞬間に、周囲は暗闇へ飲み込まれた。
暗闇に驚いたのか、相手の銃攻撃が止まった。チャンスは今しかない。
「どこだ、どこにいる!!」
声と足音から、敵がどの位置にいるのか瞬時に計算。それから薫は手探りで手のひら大のコンクリート片を掴むと、適当な場所へ向かって放り込んだ。
ゴトッ、という鈍い音に敵は反応する。
「そこかァ!!」
絶叫は聞こえたが、銃声はしなかった。どうやら弾切れのようである。
薫は物陰から再び飛び出して、脳に描いた相手の立ち位置へと特攻する。計算した通りの位置に敵は立っていた。
全体重を乗せたタックルで相手を突き飛ばし、マウントを取る。相手が慌てているのが分かる。構うものか。ここで死ぬ訳にはいかないのだ。
「は、はな、放せ!! 畜生、放せ!! 殺して——」
「相手が人間でも」
カチャ、という小さな音がした。
腰から引き抜いた、回転式拳銃。警察官が使っているものだ。銃口を相手の眉間へと狙いを定めて、引き金に指をかける。暗闇に目が慣れてきたせいか、相手の顔がぼんやりと見えた。
「私は、ここで死ぬ訳にはいかない……!!」
引き金を引いた。
銃声と共に吐き出される銃弾。寸分の狂いなく、銃弾は相手の眉間を貫いた。
即死だった。相手は何も言うことなく、撃ち殺された。
死体からゆっくりと立ち上がった彼女は、彼の胸元に何かがかけられているのが分かった。ドッグタグだった。それには、今しがた息を引き取った彼の名前が書いてあった。
松下、とあった。
果たしてこれでよかったのだろうか。
松下さんの名前はどこで活用すればいいのか分からず、苦し紛れでこんなんになってしまいました。
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク