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Re: あなたのオリキャラでSS 10月19日18時募集開始 ( No.186 )
日時: 2015/10/28 12:30
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: 7WYO6DME)

肉球様>>


 まあさっさと終わらせる方が1番ですよねちょっと3次元も忙しいもので。
 あとここで言うのもあれですが、性格の欄は経歴を書く欄ではありませんのであしからず。



 カリーナ・ベレッタの夫婦生活は、吸血鬼の出現によって壊された。

 21歳で結婚したカリーナは、優しくて誠実な夫と共に幸せな夫婦生活を送っていた。だが、22歳になって双子を出産したことをきっかけに、突然夫がカリーナに暴力を振るうようになる。
 今まで誠実で優しかった彼はどこへ行ったのだろう。カリーナはそう思わざるを得なかった。
 いつしか夫は他人の家に不法侵入をして、家主に暴力行為を働き投獄される。カリーナはつかの間の幸せを得たのだ。
 それからしばらくは子供と共に暮らしていたのだが————


 家の中は荒らされ、血の臭いと死臭が漂う。
 奥の居間から感じる誰かの気配。誰かがいる。何かを啜っている音が、耳にこびりついてくる。
 カリーナはゆっくりと帆を進めた。なるべく足音を立てないように、気配を殺して奥の居間へと足を踏み入れる。
 むあっと立ち込める血の臭い。噎せ返りそうになるのを堪え、そしてカリーナは見た。

「……あなた……ッ!!」

 双子の片割れはすでに息絶え、もう片方の子供は首筋を噛みつかれていた。
 逮捕されたはずの、夫に。
 小さな子供の躯を放り捨て、下卑た笑みを浮かべる夫。歪んだ唇からは牙が見えた。カリーナはそれを見て悟った、彼は吸血鬼になったのだと。
 カッと頭に血が上ってしまったカリーナは、吸血鬼となった夫に応戦する。殴って、蹴って、壊れた家具を振り回して、とにかく暴れた。どうやって暴れたのかは、正直言って覚えていない。
 覚えているのは、吸血鬼となった夫を殴り殺したあの感覚——


「——カリーナさん?」


 ふと名前を呼ばれて、カリーナは我に返った。
 どうやら待機中に眠っていたようである。額に浮かんだ脂汗を拭い、カリーナは舌打ちをする。彼女を呼びにきた若い隊員が、ビクリと肩を震わせた。

「ああ、すまない。怖がらせた訳じゃないんだ。ただ、過去の夢を見ていただけだ」
「……そう、ですか」

 ほっとしたような表情をする隊員の頭を撫で、カリーナは茶色い髪を結び直す。いつものように、項の辺りでお団子を作る。
 髪をまとめ終えたカリーナは、アサルトライフルを装備してから鋭い声で宣言した。

「戦闘に入るぞ、出撃準備!!」




 なんかお粗末なものしか書けなくて申し訳ありませんでした。急ピッチで書いたものなんで。