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Re: あなたのオリキャラでSS siyaruden様完成リク停止中 ( No.39 )
日時: 2015/09/26 19:27
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: gTez.RDd)

メデューサ様>>


再び俺ら戦争のネタで行います。
ちなみにメデューサ様。作者である私も今の今まで忘れていましたが、宮園『学園』ではなくて宮園『高校』でした。なのでその言葉だけ直させて本編やります。



「スクープは休日だろうが何だろうがそこかしこに転がっているというのはウチの格言である————!!」
「……いやもうどうでもいい。早く帰りたい」

 宮園高校の放送室。
 普段は施錠されていて入れることができない視聴覚室の他にテレビがあるところである。もう1度言おう、テレビがあるところである。小型であるが小さなモニター式のテレビが設置されているのだ。映像などの編集に使われることが多い。
 その放送室を占拠しているのは1組の男女だった。
 男の方はテレビに視線が釘付けになっている。黒髪天パのイケメンである。宮園高校でも有名な問題児異能者集団『戦争組』が何も知らずに見たら全力でドロップキックをかましそうなぐらいにイケメンである。ちなみにイケメンの前に()がつき、その()の中には『無駄に』という言葉が入る。
 女の方は机の上に両足を放りだし、スカートの中身が見えようが見えまいがそんなの関係ありませんと言わんばかりに豪快にスカートの中身をフルオープンさせている。茶髪をサイドテールにするというオタク少年が夢見そうな可愛らしい髪型をしているのだが、口調は全くもって可愛らしくない。可愛らしさの「か」の字すらもない。

「いつまで俺を拘束する気だ。器用に手錠なんかつけやがって。手錠なんてどこに売ってるんだ、俺も欲しい」
「あー、どこかにスクープ落ちてないかなァ!! どこかにスクープ落ちてないっすかねー!!」
「聞けよ人の話ィ!!」

 男——幾島一繁はガタガタと椅子を揺らして叫ぶ相手へ向かって怒鳴りつけた。
 女——沈野舞里はテーブルを挟んで向こうにいる男を睨みつけた。

「さっきから画面に釘付けになっているくせに何言ってんすか。ほら、見ろよ。『みらくるあいどる☆みくるたん』の変身シーンっすよ。素っ裸になるっすよー」
「みくるたんキタコレェェェェェェェ!! つか素っ裸じゃないから光があるからセーフだし!! ふざけんなよこの美学が分からねえっておまっちょ、これェ!!」
「訳分かんねえっすからさっさと見ろ見てろよもー」

 極彩色の空間で素っ裸——否、光のベールに包まれてくるくる踊りながら変身する小学生ぐらいの女児に夢中になっている一繁。ガタガタと荒々しく椅子の上で暴れている。
 ちなみに彼、現在手錠とロープで拘束されている。理由は簡単。舞里に拘束されたのだ。「あんた拘束すると面白いからそのままアニメ見てろ」というなんとも言えない理由で。

「ああ、クソ。二次元に行けないのが悔やまれる。戦争組に入れば二次元に行けるんじゃないかって淡い期待を抱いていたのに……!!」
「戦争組はそこまでできないんじゃないっすかね? リーダーさんに聞いてみればいいっすよ」
「なんか簡単にリーダーに話せなくてよ。最近、リーダーこないし」
「お、それはどうしてっすかね?」

 キラリと舞里の瞳が輝いた。これはスクープの予感が!! という新聞部部長の予感が告げていたのである。
 アニメに視線を注いだまま、何でもない口調で一繁は、

「補習らしい。校長先生のバーコード頭を引きちぎって河童頭にした罪で、『毛髪大切』という文字を100回書き取りしてるみたい」
「何それめっちゃ面白そう。ちょっと取材に行ってくる」

 ガタッと勢いよく立ち上がった舞里はそのまま放送室を飛び出していく。
 二次元の虜囚となっていた一繁は、ふと、

「……ッ!! 鍵!!」

 自分が拘束されていることをすっかり忘れていた。
 この後、放送室から異音を感じ取った戦争組幹部の織川理央と浅比奈奏人の手によって救出されるのだった。




 ギャグ楽しい。ありがとうございました。