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Re: 小説読みます屋さん ( No.14 )
日時: 2015/12/03 23:06
名前: 楠木ひよ ◆IvIoGk3xD6 (ID: DYDcOtQz)

>>3 将軍さんの「異端覚者の英雄譚」を読ませていただきました!

かっこいいタイトルですね。主人公の暁はこれから後の世で英雄と呼ばれる人物であり、このお話は彼の英雄譚なわけです。
それはそうと、原題の「幻想のツァオベライ」も素敵な題名だと思います。横文字を無条件にかっこいいと思ってしまう私からしたら、センスが光りすぎていて尊敬すら覚えます!

あえて、用語集を最後に読みました。小説家になろうのサイトでは、ルビを振ることができるので便利ですね。霊魔技巧でマグナテクノ、神魔武装でデウスアルマ、とても中二心をくすぐられます。これから暁や雪がどのように能力を使いこなし、後に英雄と呼ばれるようになるか、とても気になります。
ファンタジーでありがちなのが、最初に設定や用語をずらーっと説明されて、読者が「?」となるパターンです。私はこれのせいで何度もファンタジーものを断念してきました。しかし将軍さんの小説では学校の授業や研修旅行を通じて、世界観や能力の説明がされています。暁や雪たちと一緒に勉強をしている風になるので、読者も置いてきぼりにならずついていくことができます。

キャラクターも非常に魅力的です。
まずは暁ですが、言葉の言い回しがかっこいい。「今日こそ親父に吠え面かかせてやるよ」という台詞が好きです。こういう話でよくあるのが、親と対立していたり別居していたり、なのですが、暁は師範である父との仲も良好で、門下生からも微笑ましく思われるレベル。私も微笑ましく思いました。
父との模擬戦に敗れたあと、「自分がちゃんとした覚者だったら」と葛藤する彼。異端である彼が、これからどんな活躍をするのか楽しみです。
ヒロインの雪は、暁を「お兄ちゃん」と慕い、結婚の約束までしてしまう美少女です。召喚獣に暁との惚気話をするくだりが好きです。ちょっと雪さん、威厳と風格にあふれた幻獣白虎をわざわざ召喚して、何話してるの(笑)と笑わせていただきました。涙目で頭を押さえていたり、いちいち動作が可愛らしい。
かっこいい主人公に、それを慕う可愛いヒロイン、「これから絶対何かがある」とわくわくさせてくれますね。
主人公の友達、ふたりの世界に入ってしばらく戻ってこない両親、20代後半でも伝わる雪の美人な母、主人公やヒロイン以外のキャラも「周りにこんな人がいたら面白いだろうな」というキャラばかりです。これからもっと増える事になるかとは思いますが、期待しております。

ストーリーの進み方も自然です。雪が「お兄ちゃーん」と乗り込んでくるところから始まり、なんだこの美少女はと興味を惹かせたあと、主人公の暁が師範との模擬戦に破れ、主人公に共感させてくれる描写が続きます。これからどうなるんだろう?と読み進めていくと、研修旅行で突然バスが悪性霊体に襲われます。生き残りは数名程度なのでしょうか。当然生き残った暁と雪はふたりで逃げて、これから悪性霊体との決戦です。
リメイクということなので、これからの展開はある程度までは確実に決まっていることでしょう。設定や能力については、無知故になにも言えませんが、なにもわからない私でも暁や雪のキャラクター性に惹かれ、ふたりを応援したくなりました。

相変わらずぐだぐだな感想でごめんなさい。ファンタジーものを久しぶりに読みました!面白かったです。
読ませていただいて、本当にありがとうございました。


>如月 自由さん
はじめまして、楠木ひよという者です。
小説家になろうですね、了解しました!遅くても来週中には感想を書こうと思います。楽しみにしていますー!