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Re: 虹嶺さんと東方コラボ! ( No.78 )
日時: 2015/12/23 23:33
名前: 魔夜 (ID: hvvY4hVb)

とある一人の少女、神坂澪澄は分厚いアルバムを古くなったクマのぬいぐるみを左腕で抱きながら切なさそうな表情で眺めている。
澪澄「もう15歳だから一人で何でもやれって事かなぁ。それなられい、頑張るよ!」
微かに笑ってそう呟き、彼女は分厚いアルバムをパタンと閉じて脇に挟んで立ち上がり、ぬいぐるみを抱いたまま階段へ走った。
澪澄(さて、まずは教えてもらった料理を作ろう!)
立ち直った澪澄は足元も見ず、階段を駆け降りた。
注意もせず、降りていた彼女は階段につまずき、足を踏み外す。
澪澄「あっ———」
まだ死にたくない、死にたくない。そう思っていても何も変わらない。
彼女はついに床に落ちて全身に痛みが走り、意識が遠のいていく。
澪澄(神様、助けて・・・。どうなっても良いから、生きたいよ・・・。)
彼女はそう思いながら、深い闇に意識を吸い込まれていった———
       ☆
霊夢「う〜ん。良い天気ねぇ。」
肩・腋の露出した赤い巫女服に頭の大きなリボンが特徴の、博麗神社の巫女博麗霊夢は寝室から外に出て伸びをする。
霊夢「さて、お掃除お掃除っと。」
壁に置いていた竹箒で賽銭箱の周りを掃除をし始める。
霊夢「はぁ・・・。最近お賽銭が入らないわね。」
ため息をつきながら掃除をしている霊夢は途中、博麗神社の階段の下に倒れているアンニュイロングの茶色の髪型に、ベージュカラーで花柄の刺繍が入ったミニワンピースを着ている少女を見つける。
霊夢「あの子は・・・。」
壁に竹箒を置き、階段を駆け降りる。
霊夢「幻想入りかしら?」
「そうよ。」
空間に穴が開き、金髪ロングの、紫にフリルのついたドレスを着ている妖怪、八雲紫がスキマから身を乗り出して現れる。
霊夢「・・・スキマ妖怪。あんたがこの子を連れてきたの?」
紫「いいえ。人間に忘れられて幻想入りしたのよ、この子は。霊夢、あなたが幻想郷で生きていくための事を色々教えてあげなさい。」
霊夢「・・・分かったわ。」
お願いね、と紫は笑顔でそう言いスキマを閉じてどこかへ行った。
霊夢は澪澄を抱きかかえる。
彼女を寝室に運んで、布団をかけて寝かせた。
と、そこへ。
「よぉ、霊夢いるか?遊びに来たぞ。」
リボンのついた黒い三角帽を着用し、黒系の服に白いエプロンという服装し、さらには箒を所持していていかにも魔法使いのような少女、霧雨魔理沙が箒に乗って空から博麗神社に現れる。

夢中になって書きすぎました!落ちます