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- Re: 徒然主の鑑定処【仕事中】 ( No.33 )
- 日時: 2017/10/27 17:30
- 名前: 黒崎加奈 ◆KANA.Iz1Fk (ID: OypUyKao)
なぜか仕事をする気力が湧いてきて戸惑っております。黒崎加奈です。いや、これが普通なんだとかいう声は聞こえないから素直にほめてね。
というわけで、気が変わらないうちにサクッと本題に入りましょうかね。
全体的に見て気になったところ(要修正)
・長音は(ー)で表記します。「え〜」みたいな使い方をしていましたが、(〜)は区間を表すのに使う記号です。
・10レス目の最後の文、段落のつけ忘れがありました。
・17レス目ですかね、会話文で「」が改行なしで表記されていました。似たような場面でも、他のところは改行されていたので誤植かな、とは思いますが一応。
全体的に見て気になったところ(参考程度)
・ダッシュと三点リーダーが多い
これ、すごい気になりました。特にダッシュの頻度の高さですかね、多いところだと会話文とか3回に1回は出てきてる勢いです。
ダッシュの基本的な用法は大きく分けると5種類あります。例文は一部改行してませんが、その説明のまとまりという感じなので目をつぶって頂ければ。
『文章の説明や挿入』
「僕は一介の——いや、一介という言葉は似合わないかもしれないが——高校生だ」
『引用』
「時よ、止まれ。お前は美しい。——ファウスト」
『心情描写』
「ありがとう」——とまぁ形だけ言っておけば大丈夫だろ。
『時間経過(全く時間が経っていない、セリフの間など)』
「どうして……」そこまで言って、目を見開く。「——そんな、お前まで裏切ったのか?」
『文章の区切り、場面の転換』
「だからさ——」「今こんなことを話していても仕方がないだろ?」何か言いかけたアイツの言葉を遮るように、俺は言葉を紡ぐ。
こんな感じになっています。流沢様の小説は下2つの用途がメインで使われているかな、という印象です。さて、これが連続して続くと何が問題なのかといいますと、キャラクターの性格に影響が出てきます。特に時間経過を乱用すると、お前らはいつもいつも勿体ぶった話し方をしているのか? という疑問が出てきます。そんなことないですよね。周りの友人たちが常に勿体ぶった話し方をしていたら、くどいと感じませんか?
基本的に、キャラも周りにいる友人も、次元が違うだけでなんも変わりはありません。話し方とかはむしろ周りの人間を参考にしたほうが良くなります。普段はダッシュを使わない自然な話し方、有事だけダッシュを使用して間を持たせると、その出来事の重要さとかがより伝わってくると思います。
また、ダッシュの会話が多いのに加えて場面転換のダッシュが出てくるともう混沌です。何が混沌かって、一番伝えるべき主人公の心情や、ここぞという時のダッシュの余韻が目立たなくなります。すごく勿体ないので、使いどころに気を付けてみてはいかがでしょうか。参考までに、日常シーンなら1レス3000文字で書くなら1~2回登場すれば十分すぎるぐらいです。これが戦闘シーンとかだともっと増えても良いと思いますが、あくまでも個人的な参考なので、ストーリーやシーンに合わせて模索してみてください。
あと、三点リーダーですが、地の文や1人の連続した台詞で〜 ……。…… 〜みたいな使い方は基本しません。〜 …… 〜と繋げた方が見栄えと意味的にも良いです。こちらも使用の目安はダッシュと同じぐらいです。
・句読点の打ち方
使いどころによっては効果的、使い方が悪いとぶち壊し。そんな諸刃の剣なのが句読点の打ち方です。有名な句点の打ち方だと体言止めという文法の教科書にも載っているものがありますよね。つまり、文章途中なのに句点を打って、文章を終わらせてしまうことです。
度々これ無駄だよなぁというところがあったので、参考程度に切り方のアドバイスです。
まず、句点を打ったあとにそのまま地の文が続けられる場合は読点を打った方が良いです。また、会話文を挟んで句点を打つ場合も主語と述語で文章が正しく成り立つようにしてください。
ex)
その様を見て、
「ハインリヒ、ハーレム結成かい?」
リクセスがからかえば。(確かにハインリヒ以外の立候補者は皆女子だ……)
「僕が行けばいいのだろう」
ヴィラヌスが立候補する。
そこで、
「これ以上抜けられても困る。これで締め切りとするが良いか?」
「異存なーし」
クィリが締め切った。
直します。
その様をみてリクセスが「ハインリヒ、ハーレム結成か?」とからかった。言われてみれば、彼以外のメンバーは全員女性だ。
「僕が行けばいいのだろう」
ヴィラヌスが立候補したところで、クィリが発言した。
「これ以上抜けられても困る。これで締め切りとするがいいか?」
「意義なーし」
まず、一番はじめのリクセスの台詞は、その後の()の描写と合わせて、描写としてしまいます。恐らくその方があとの台詞の組み合わせから考えると綺麗にハマるかなと。台詞を描写として扱う場合は、明確な会話ではなく返事を求めていないものであったり、視点となる人物の意識がその台詞に向いていないときが好ましいです。また、からかえば。と句点でここを区切る意味は正直ないと思います。普通にからかう。にしてもいいのかなと。
また、最後のクィリのところが会話と地の文の両方で「締め切り」が重複して読みづらかったので、そこも修正しています。短いスパンで同じ言葉を出すとくどいので。
こういうのは1回音読すると減らせると思います。結構音読って侮れないもので、似たような言い回しが続いたりすると読みにくいんですよね。
結構このタイプの会話文多かったので意識してみてください。めっちゃ読みづらいです。
・感嘆符と疑問符
これも最近のラノベとか見ると微妙なラインではあるんですけどねぇ。ただ、私は国語的な正しさを追求するタイプなので指摘します。「!」みたいな感嘆符1文字だけの描写や台詞は良くないです。きちんと文章で補った上で使用してください。元々感嘆符や疑問符は句点の代わりとして使用されているものなので文字とセットでなければおかしいです。
また15レス目に、「スーヴァルと仲が良さそうだった(?)」という文章が登場していますが、これも仲が良さそうに見えた、とすれば違和感なく描写できます。基本的に疑問符と感嘆符は文章の補足説明であるという前提を忘れないでください。
・( )の文章
これ、いりません。きちんと地の文にして補足しましょう。時雨についての説明を例に出しますが、「本当は『時雨』という文字があるのだが、フルージア達の知らない言語のため、"シグレ"と聞こえた音で呼んでいる」などと描写できます。きちんと視点となっている人物の目線で書けば自然になります。
・口調の統一
基本的に地の文はフルージア視点の三人称と一人称で書かれているかと思います。ですが、あまりにも彼女の台詞と思考で雰囲気違いすぎませんか?
心情描写は地の文の雰囲気ではなく、視点となる人物になりきって描写しないと性格がブレてしまいます。
・その他気になったところ
17レス目「耳にこころよい」
文法としては間違っていないのですが、幼い子供からこの言葉が出てくるかな、という単純な疑問です。耳に心地よいの方が一般的ではあるので。この部分、赤とか色とか簡単な漢字は平仮名なのに、喰らうとか結構難しい漢字は使われているのも気になりました。
あと村を滅ぼしたの死霊師という語句、のは誤植ですかね。
文章関連で気になったのはこの辺りですかね。磨けば光るなぁというのが個人的な感想です。
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