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Re: ろろ様 ( No.10 )
日時: 2016/02/28 19:11
名前: 蒼海 (ID: TzumX7NS)

お待たせ致しました。
最新記事まで読み終わりましたので、鑑定擬きの感想とアドバイスを書いていきます。



*



今まできちんと読んだことのある魔法ものは、これで2作目になります。
ろろ様の小説も面白かったです。


話のテンポについて、特に見て欲しいとのことでしたが、とても良かったですよ。

このような魔法もの……ファンタジー系になりますと、どうしてか、たらりたらりとストーリーが進むことが多いような気がするのですが、貴方の小説は、お話が滞りなく進むので、サクサク読めました。
レスごとに、きちんと何が言いたいかわかるので、飽きずに画面をスクロールしちゃいます。


では、ここからはアドバイスとなります。

ろろ様の場合、アイデアやストーリーの筋、登場人物の性格の描き方など、根っこは素晴らしいものなのですが、表面が甘くなっています。


○話し言葉、同じ表現が目立ち、文が幼く見えてしまっています。

  「佐藤さんのそうゆうとこ、素敵だと思う」……例えばこんな台詞なら、話し言葉にあたるのは〝そうゆう〟。〝ら抜き言葉〟も話し言葉ですね。
  わたしたちのような、文を書く者たちの間では、話し言葉は良いものではない、と言われることがよくあります。文の拙さが大きく出てしまったり、何よりも、日本語として間違っていることが多いからです。
  ろろ様の文には『どうゆうこと(どういうこと)』『〜みたいなの(〜みたいなもの)』などの話し言葉が多かったため、このことを書かせていただいています。
  登場人物の台詞や心の声を話し言葉にすることで、親しみを持ってもらったり、読者をストーリーに引き込む、という戦略になったりもするのですが(わたしもこの方法は結構使ってます)。物書きがよく言う〝地の文〟とやらには、話し言葉は似合わないものです。
  推敲をして再投稿される場合には、其処から見直しを始めることをおすすめいたします。

  次に、特に気になったのが『とある』『ある』など、某の意の言葉が多用されていたこと。
  刀を出現させるシーン、姫(?)のことの昔話のとき等で見られ、その度に少々引っ掛かるものを感じました。
  きっと、書きたいことが沢山あって、さらに、早く書きたい、という思いが大きいのでしょう。その姿勢はわたしも見習いたいです。ですが、それが仇となってしまい、表現が疎かになっているんです。
  前回の依頼者さまにもお話ししたのですが、ろろ様にも、このアドバイスをおくります。
  《〝書く〟より〝描く〟》
  △△が●●した。▽▽は☆☆ている。登場人物の動作は、このような書き方が多く〝どんなふうに〟彼等が動いたのか、解りにくいところが多くありました。
  つまり、修飾語とかいうやつが不足してるということですね←難しいことはわかってない人
  擬人法、比喩、暗喩、直喩などを用いて、頭の中に広げたスクリーンに皆がはっきりと映るように。〝描いて〟みるといいでしょう。
  どんな表し方を使うかは人によって違いますから、色々な方の小説を読んで、先ずはその広さを実感し、どんな方法が自分なら得意そうか、研究してみてください。その後は、自分の言葉で、文字を紡ぐのみです。


○一段落が長くなるときは、もう少し読点を使った方が、読み易くなります。
  新しく出てきた登場人物をさあ今から書こうとなると色々特徴やら何やら書かなくてはいけないことが多くて大変なんですけどね読点が無いとこんな風に読み辛くなるんです、ぜえぜえ。
  書いている途中にちょこちょこ確認するのは面倒ですから、そうですね……1レス分を投稿する前に、ざっと今書いた文を読み直して、足りないなあと思うところにちょこんと、読点を置いていきましょう。
  でも、置く場所を間違えると、文の意味が変わってしまったりすることもありますよね、それは注意しましょう。



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言いたいことというか、アドバイスは、ここまで。
纏まりのない長文ですみません。

ろろ様の書く文は、根元がしっかりしていてテンポもとても良いので、それは声を大にして言っておきます!うわあぁぁぁ!←


まだまだお話は始まったばかりですし、少しずつでも、貴方なりの小説をつくりあげていってください。
機会があれば、次は小説スレッドのほうへ直接伺います(*^^*)

この度は、ご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。