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- Re: 小説読屋【二名募集】 ( No.2 )
- 日時: 2016/03/15 18:28
- 名前: 焔 (ID: WtPXn5LU)
将軍様、早速のご依頼ありがとうございます。早速依頼を遂行させていただきます(暇人とか言わない)
さて、最初に厳しめのことと申し上げておきます。
まず、基本事項が所々間違っております。三点リーダの使い方は正しいのですが、ダッシュの使い方に誤りがあります。ご確認ください。
次に地の文についてです。こちらも基本事項に当てはまるかもしれませんが、一応詳細に書いておきますね。
将軍様の小説中の地の文は基本的に一条の視点で進んでいっていますが、途中で三人称——いわゆる神の視点に切り替わっております。地の文でずっと『俺』と言っていたのが急に『一条』と描写されており、読む側としては突然の視点変換に困惑してしまいます。
しかし、近年の小説では三人称と一人称が組み合わさった地の文が使われることが多くなってきているように感じます。特に販売されている小説では読者が困惑しないよう配慮した構成になっております。そのような作品を参考にされてはいかがでしょうか? ちなみに私のお勧めは『勇者リンの伝説』という作品でございます。基本的には三人称なので将軍様のスタイルには合わないかもしれませんが、読んでみるだけでも技術が上がるかもしれません。
ここからは文法、つまり日本語の使い方ですね。
まずは序章第一話の冒頭一発目の文章。引用失礼いたします。
今俺が受けているのは歴史の授業で近代史だった。
今、という始まりである以上文末は現在形であるべきです。また、こちらは私の理解の元での話なのですが、『近代史』というところに違和感を覚えてしまいます。後々の文章で、当時使われていた兵器が『現代』兵器であると書かれています。当時が『近代』であるとするならば『近代兵器』と書かれるのが当然です。近代と現代では時代区分が違いますので。
これを踏まえて、この文章を直すとするならば
今俺が受けているのは近代史の授業である。
近代史だけでも歴史の意を成しますので、こちらの方がシンプルでよろしいかと。
再び引用失礼。
腕を組んで少しばかり考え、名案とばかりに提案してきた。
『ばかり』という単語が重複しておりますので、
腕を組んで少しの間考え、名案とばかりに提案してきた。
再々度引用失礼。
数分程度の睨み合いしかしていないが、そこには数時間を経過させたような濃密な空気が流れており、門下生一同も固唾を呑んで見守っていた。
こちらは文法ではありませんが、数分程度の睨み合いってさすがに長すぎませんかね? いくら親子の対決であるとはいえ、剣術の試合において数分の睨み合いは現実的ではありません。小説に対して現実味を求め過ぎるのもお門違いのような気がしますが……。
私は武道を十年以上嗜んでおりますが、数分の試合はやっている側としても果てしないくらい長く感じるものです。
もしこの将軍様の小説においてこれが自然な状態であると定義したいのであれば、その後の文章に主人公の集中力の高さを示唆しておくといいかもしれません。
さてさて、アドバイスはここまでにして。もう少し言いたいことはありますが、大きくは以上ですしこれ以上書くと読みづらくなってしましますのでご勘弁を。
将軍様の小説のいい所は、戦闘シーンだと思いました。
主人公たちや悪性霊体の動きが詳細に伝わってきて、現場の緊張感や迫力が伝わってきました。
また、ストーリーもしっかりと作りこんであり、これからの展開が楽しみだなぁと思える作品でした。
ハンディキャップのある主人公が下克上を果たしていく……私の一番好きなストーリーです。
ちなみに私は冒頭で面白くないと感じた小説はすぐに読むのを止める主義でして。
戦闘シーンがこれだけ詳細に描けるのであれば、日常の部分ももっと登場人物たちの動きが分かるように描けるはずです。今一度ご確認ください。
私の直感的に、将軍様はまだまだ伸びるはずです。偉そうで申し訳ありませんが、今後が楽しみな作者様の内の一人です。
小説の連載は現実との兼ね合いで大変であると思いますが、無理の無い程度に頑張ってください!
長くなりましたが、これで締めさせていただきます。ご依頼ありがとうございました。宜しければまたお越しください。
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