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- Re: 【甘々・甘口・激辛】感想を書きます【募集〆切】 ( No.13 )
- 日時: 2015/05/23 22:22
- 名前: 神 ◆sX3af.oNe6 (ID: .Yxnjz12)
ゆづさんの感想パート2
(2)神に好かれた女。
テンポは良い。
怖い、不気味、という雰囲気も伝わってくる。
一方的なまでの自己中心的な一人称視点の思い出つづり。
そして最後の最後で彼女の心情。
ホラーとしての短編にはありがちな手法ですが、上手くハマっていると思います。
ですが。
やはり描写不足で意味不明な文章になっている場所が多々ありました。
考えて書いてないせいもあるだろうとは思いますが、ツッコミ所が多いです。
『彼女』が暴力を受けていることは最初の文で分かりましたが、それが『誰に』までは分かりませんでした。そして、次でいきなり『君のお父さんと話を少しさせてもらったよ。嗚呼、よかったよかった。』と出てきて、何故お父さんが出てくるの? 何故良かったの? と分からない人には分からない書き方をしています。個人的にも違和感があります。
できれば『君を乱暴に扱う君のお父さんに』など、暴力を振るっていたのが彼女の父だったという情報を開示していたほうがすんなり読者は文章の意味を理解できると思います。
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最初は見てるだけだった。ただの憐れみで、同情で。
彼女は可哀想で、健気で、美しかった。
暴力を振るわれるその姿、慰めものにされるその姿、はらはらと宝石のような涙を流すその姿。
いつからか僕は君に恋をしていたんだ。
—————
何処に恋したんですか? 可哀想な所? 健気なところ?
神は『彼女が不幸な姿』に興奮する性癖を持っていたのでしょうか?
それとも『不幸な境遇でも健気』なところに惚れたのでしょうか?
『暴力を振るわれるその姿、慰めものにされるその姿、はらはらと宝石のような涙を流すその姿。』と彼女が不幸な描写はありましたが、健気さを見せる描写はありませんでした。
『彼女の不幸な姿』の描写のすぐ次に『僕は君に恋をした』発言。
以上の点から、よくよく文章を見ると、神は『彼女の不幸な姿』が彼女を好きになった理由に見える。
それはそれで逆に気持ち悪くてホラーなんだけど、作者さんの意図的にはどちらなのか?
『神は彼女の健気さ恋をした』だとしたら、『彼女の健気さ』を見せるエピソードが軽くで良いから欲しい。
『彼女の不幸な姿に興奮する変態神』なのだとしたら、次の『どうしても僕の物にしたくて』という発言と合うので、更に僕の物にしたい理由を上げて欲しい。
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どうしても僕の物にしたくて、だから君のお父さんと話を少しさせてもらったよ。
嗚呼、よかったよかった。
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『僕の物にしたくて』という理由から『彼女の父と話す』という行動になるのは、どういう繋がりからきているのか?
自分が恋している彼女が暴力を振るわれているのが我慢できなかった? でもその場合だったら『君が粗雑に扱われているのが堪えられなくて』という理由になるのではないか。
彼女の父と話して暴力をやめてもらうのが、どうして『僕の物になる』ことへ繋がるのか、それが分からない。『彼女に暴力を振るっていいいのは僕だけだ』という理由から父にはやめさせた? この理由だとやはり『彼女の不幸な姿に興奮する変態神』説が濃厚になってくる。
短編の、それも最初のたった数十文字の文章ひと塊だけでこれだけの感想が出てくる。
『彼女健気さを表すエピソード』『恋する彼女を守りたい』『暴力を行っているのは彼女の父』
たったこれだけの描写が抜けているだけで、です。
少し読み込めば分かる描写が抜けている。
つまり自分の書いている文章の意味をよく考えて書いていない、ということですね。
誤字
『慰めものにされるその姿』⇒『慰み者にされるその姿』
その後は時間経過でいくつかの場面が書かれていますが、恐らく雰囲気だけのノリで書いたのでしょう。存在する意味のないエピソードばかりです。
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久しぶりだね。
綺麗になったね。凄く。
白色が好きだったよね?僕も君が白色が好きだと知ってから、凄く好きになったよ。
君が近くにいるような感じがして嬉しいなぁ。
そのワンピースもよく似合ってる。
ねぇ、誰を待ってるんだい?
僕はここだよ。
—————
彼女を父親の暴力から解放したその次の文でいきなり『久しぶり』。
現世に介入するぐらいの入れ込みなのに何で久しぶりというほど離れていたのか?
そして彼女と同じ色を好きになったからって何故『近くにいるような感じがする』のか? おそらく精神的な距離が縮まったと言いたかったのだろうが、『近くに“いる”』という表現を使うから違和感が出る。神のほうが彼女の感性に影響されたのだから、『彼女に近付いた』というように『神の方が動いた』ような表現をするべき。彼女の方から近付いてきたような表現だから違和感が出る。
—————
トオル……。
そっか、トオルか。透明で綺麗な名前だね。
君に、トオルに合ってると思うよ。
だけど、僕はもう少し女の子らしい名前がよかったなぁ。
愛とか、幸せがつくような名前。
君には幸せになって欲しいからね。誰よりも、誰よりも。
でも、よかった。
最近、トオルの姿が見えないから心配してたんだよ。
なんで神社なんかに行ったの?
僕も一緒に行こうとしたけど、バチバチして痛くて入れなかったよ。
きっと、何か秘密のことをしてたんだね。
かわいいねぇ、いじらしくて。
けど、次は許さないよ?だって僕は君の近くにいたいんだから。
—————
更に時間が経過したような感じ、なのに、神は彼女の名前を今更知ったのか。今までずっと見ていたのに知らなかったのか。
名前を知るエピソードは此処で書く必要があったのでしょうか? 物語の内容的、ではなく物語の構成的な面として意味不明さを増加させているだけだと思います。
『だって僕は君の近くにいたいんだから。』これも上記の『久しぶり』と矛盾する言葉ですね。何か伏線があって離れていた理由を謎として文章内に隠しているならまだしも、ただ単に矛盾して終わっているだけなので、やはりこれも其の場のノリで何も考えずに書いたのだろうなと思っただけでした。
- Re: 【甘々・甘口・激辛】感想を書きます【募集〆切】 ( No.14 )
- 日時: 2015/05/23 22:28
- 名前: 神 ◆sX3af.oNe6 (ID: .Yxnjz12)
続きです。
—————
嗚呼、やっぱり印が消えてる。
神社なんかにはやっぱり行かない方が善かったよ、トオル。
羽が生えて何処かへ行ってしまわないように、って背中に付けたのに、綺麗に消えてる。
ひどいなぁ、無理やり消すやつがいたんだ。
最低な極悪非道人だね、そいつ。
もう一度、つけてあげるね。
ごめんね、気づくのが遅くなって。
これ痛々しいから僕もあんまりやりたくないんだ。ごめんね?我慢して。
あれ?何を泣いてるの?
確かに痛いけど、僕からのなら愛として受け取ってくれるはずだよね?
うん、そう。それでいいんだよ。
僕に身も心も預けてね、全部。
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此処の部分は問題はなし。
前の文章との繋がりはあるし、神の自分のことを棚上げにしているゲスさが簡潔に表現されている。悪くはない。取り立てて良いというほどでもないが。
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冷たいね。凄く、冷たい。
トオル……死んじゃったんだね。悲しいなぁ、悲しいなぁ。
どうして僕を置いて逝くんだい。
君は永遠に僕の隣にいるんじゃなかったの?
一人で首吊りなんて、ひどすぎるよ。
何かに憑かれて精神を病んでたんだってね。
誰に憑かれていたんだい?怖かっただろう。
大丈夫、僕がいるからね。
ねぇ、トオル。悲しいことなんて、一つもないよ。
なのに、どうして泣いてるの?
「私は神に愛された女。あれは悪夢のような出来事だ。今でも思い出すと身震いする。私はあの悪夢から解放されたはずだ。確かにそのはずなのだ。なのに、白いものが視界に最近、写るのだ。私は神に愛された女。そしていつまでも、愛された女なのだ。」
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ホラーな雰囲気は伝わる。しかし読み込んでみると、時系列が分からない。
『彼女は首を吊って自殺』⇒『神が悲しむ』⇒『彼女が泣いている』⇒『神が泣く理由を訊く』
これらから考えるに神は彼女の霊か何かに話しかけているのだろうか? 彼女は既に自殺して死んでいるのだから。
しかしそう考えると最後の彼女の独白はなんだろうか?
発言自体は嘆きに見えるが、『最近』という言葉を使っているところを見ると死後の嘆きというより、生きている時の悩みに見える。死して霊になった彼女が神の問いに答えたものだとは思えない。つまり、これは小説の手法として、彼女は独白はそれまでの流れと切り離して見るべき。だとは思うのだが、だとすると『死んだ後にまで悲しんでいる』『神に声を掛けられている』ことに謎が出てくる。
彼女死後の神の問いかけに何か小説手法的な理由があるのかは読み取ることが出来なかったが、まあ、深く考えてみたが、今までの文章からみるに、また考えなしにノリだけで書いたのだろうな……と読者は考えてしまうかもしれない。
もし何かしらの意図があってそう書いているのだとしても、それ以前の文章に『考えなし』があからさまに透けていたら、読者が後者だと断じてしまう可能性も考えたほうがいい。
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「私は神に愛された女。あれは悪夢のような出来事だ。今でも思い出すと身震いする。私はあの悪夢から解放されたはずだ。確かにそのはずなのだ。なのに、白いものが視界に最近、写るのだ。私は神に愛された女。そしていつまでも、愛された女なのだ。」
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これも雰囲気だけは出ているのだけど、やはり良く見るとめちゃくちゃなことを言っていると分かる。
『私は神に愛された女』読者はタイトルから『僕』というのが神だと分かるが、彼女はどうして『神』だと分かったのか? 神本人が神と言った? 文章中には一言もそんなエピソードは無かった。もし神が話しかけていたのを彼女が聞こえていたのだとしたら、神とかではなく悪霊とかを負のイメージのものを言うのではないだろうか? その点で違和感。
『あれは悪夢のような出来事だ。』だが、『出来事だ』という言葉を使うと『短い時間内に起きた事』というイメージであり『長期に渡って起こり続けた事』というイメージではない。しかし神と彼女との一連はずっと続いてきた事に分類されるためこの表現には違和感がある。あるいは過去形のため『出来事だった』としたほうが違和感は少なかったかもしれない。
あと、男みたいな話し方だったけど、それにも意味が……あるわけないか。
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私は神に愛された女。そしていつまでも、愛された女なのだ。
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『そして』という言葉を使っている意味が分からない。
むしろ『そして』を使うのなら『愛された女』と繰り返す必要は無いと思う。
『そして』というのは情報の追加の時に使う言葉です。いつまでも、を追加していますが、強調されているのは『愛された女』なので同じことを繰り返していることに違和感を覚えます。
『私は神に愛された女。いつまでも、愛され続けているのだ。』いやそれでも可笑しいな。
『私は神に愛された女。そしていつまでも、神に愛され続ける女なのだ。』
むー、すみません。良い例が思いつきません。
感想を書くと言っておいて、具体的に可笑しさを表現できず申し訳ないと思いますが、ですが変だということは確実です。間違いなく。
言葉の表現は無限大。
表現方法は十人十色でどんな表現もある……とはいいますが、ハッキリ言えば国語力の無い高校生がノリの雰囲気だけで書いたレベルです。
ストーリーに、文章能力が負けてしまっています。
短編ひとつで此処まで長文の感想を書くハメになるとは思いませんでした。
正直疲れたので、此処まででいいでしょうか?
もし他に自信作がある、というのならそれだけは感想を書きます。
最後に、『自分の書いた文章の意味』というものを、もう一度よく読み直してみると良いと思います。
総評:駄作
点数:8点
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