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- Re: 東方で合作しよう!(魔夜様呼び出し) ( No.104 )
- 日時: 2016/11/14 20:40
- 名前: 波坂 ◆mThM6jyeWQ (ID: hQNiL0LO)
「ようババア」
俺ーーーー翠徳天之がそう口から言葉を放った直後、目の前に指が構えられた。あと数センチその指を前進させることにより俺の目玉が激痛に教われる事は容易に想像できた。
その指の持ち主はと言うと、リボンで端が結われた薄気味悪い目玉が無数に漂っている空間ーーーー所謂『スキマ』から上半身を出し、胡散臭ぇ微笑みを浮かべて目つぶしが出来るように構えている。
確かに登場した直後にババアと言ったのは悪かったと思っている。だがその思いを、食事中に無許可で侵入している奴に対して向ける義理もねぇだろ。プライベートっつー言葉がわからねぇのか。
「……あら、死にたいのかしら?」
ヤベーよ。マジトーンだコイツ。どんだけ沸点低いんだこのババアは。
若く見える容姿。精神年齢はきっと俺なんか軽くぶっちぎってんだろうな。
ロングヘアーを幾つものリボンで結った金髪。同じく金色の瞳。
紫と白のドレスに白い手袋。餅巾着みてぇな帽子。
幻想郷の賢者ーーーー八雲紫が殺意濃厚の目線をこちらへと送っていた。
「落ち着けよババア。賢者(笑)の名が泣くぞ?」
次の瞬間、目に大量の熱が走る。
違ぇ。熱じゃねぇ。痛みだ。すげぇ激痛が俺の目玉を襲っている。
「いっだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
目が!目がぁぁぁぁぁ!
床に倒れ、激痛のままに転がる。壁に衝突し停止した。
痛ぇなオイ!なんつー速度で突きやがるあのババア!目玉が潰れるだろうが!
目を開けると片目が見えず、もう片方も赤いスクリーンがかかっていた。グロ。
目玉の傷そのもそもを『燃やし』ながら立ち上がる。割とすぐに傷が『燃えた』ので目を開く。今度はクリアな視界に八雲が映っていた。
「ったーく。なんの用だよ八雲」
人をこんな目に合わせやがって。人じゃねぇけど。
胡散臭い動作で勿体振るババア。そんなことやってるから避けられんだよ。
そうーーーーこいつは何から何まで胡散臭い。つーか胡散臭さで体が構成されてるって言っても誤解が生まれねぇくらいだな。うん。
「……貴方……異変を起こす気はあるのかしら?」
「はぁ?」
なんで俺が異変なんぞ面倒なものを起こさなきゃならんのだ。
ババアはセンスを広げ、口元を隠して微笑を浮かべる。うへぇ気味悪。
「貴方の力なら異変なんて簡単に起こせるでしょう?」
「お前は異変を止める側だろうが。何故俺に異変を起こして欲しい口ぶりなんだ?」
「貴方が知る必要は無いわ」
……なんか色々おかしいだろコイツ。お前だって俺が異変云々を知る必要はねぇだろ。何企んでんだ。
まあいい。答えるのは難しくはねぇ。
「異変を起こす気はねぇよ。こちとら毎日仕事も趣味も生活もあんだ。
確かに異変は面白そうだ。だがそれを起こすのにどれだけの気力と時間がいる?
俺はそんな面倒な事をやる気はねぇ」
それを聞くと、八雲は満足そうな笑みを浮かべて「そう」とだけ呟いて『スキマ』の中へと潜っていった。チャックを閉めるように『スキマ』が閉じ、虚空に消えて無くなる。
「天之様!ご無事ですか!?」
どうやら部下が駆け付けたようだ。多分俺が目つぶしを受けた時の悲鳴を聞いたんだろうな。
「無事だ。それと……ちょっと急用が出来た。後始末頼むわ」
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ハイ、なんか色々アレになりました。
とりあえず意味深展開に、自分が作ったキャラぶちこんで、胡散臭い人混ぜて完成しました。
一人称を久しぶりに書いたらハイテンションになってしまった((
文章は自分の小説の際に使う書き方にさせて貰いました。段落などは本来とは違いますが、指摘せずもと大丈夫です。
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