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どこか分かりにくいと思うので、質疑応答の時間を設けます。
というかこの世界観の説明を一問一答形式でお答えしていこうと思います。

という訳で、主人公のユーシアさんおいでなさい。（ポイッ


Q1　この世界に出てくる主な国の名前は？　またどういうところですか？

「えー、国ィ？　俺ら『セブンス』が拠点を置いてる国の名前は首都アルバストっつーところだ。基本的になんでもあるぜ。
　それだけじゃ分かりにくい？　仕方ねえなァ。説明が分かりにくいとか言われても、俺は知らねえかんな。
　首都アルバストは高い城壁に囲まれた要塞都市だ。魔物が入ってこねえようにな。国は発展を繰り返して栄えているが、イメージとしちゃ西洋の大きな国だ。高いビルとかそういうモンはねえぞ。一切な。
　あと首都アルバストの地下にはまた国が広がってて、そこはスラム街になってやがる。ま、人口が三割まで激減しちまったから、アルバストとスラム街でなんとか収まっちまうんだよなァ」


Q2　セブンスの拠点は一体どういうところですか？

「普通の屋敷だぜ。貴族が住むようだけど、装飾はねえなァ」


Q3　セブンスのメンバーは一緒に暮らしているのですか？

「おうよ。一緒に寮生活だ。ちなみに上官の奴は、自分の家族がいるから家に帰ってるぜ。俺らセブンスの兵士だけが共同生活を送ってんだ」


Q4　元々はなにをしていた人ですか？

「俺か？　俺はなァ。一応アルバストの軍隊に所属してたぜ。そこでも狙撃兵をやってた」


Q5　生体兵器『ラプラス』ですが、貴方は適合したということですか？

「そうだな、そうなるなァ。
　そもそも、生体兵器『ラプラス』ってのは使用者の身体能力を爆発的に上昇させんのよ。特殊な能力はねえくせになァ。それだけなのに使用者を選ぶって一体なんなんだよなァ？」


Q6　貴方は『ラプラス』に名前をつけているようですが？

「俺の『ラプラス』の正式名称は『眠り姫の百年茨（スリーピング・ビューティ）』っつーモンだ。だからスリーピーって呼んでんだよ。
　オッサンが可愛い名前をつけてんじゃねえって？　余計な世話だ」


Q7　話は戻りますが、寮生活に置いて食事当番や家事当番はどうなっているんでしょうか？

「当番制。料理も風呂掃除も当番制だ」


Q8　遊興屋についてどう思っていますか？

「面倒なことをしてくれやがってと思ってる」


Q9　『ラプラス』の適合者である兵士は魔法を使えないんですか？

「使えねえよ。人間だから」


Q10　魔物は全体的に魔法を使えるのですか？

「使えるな。魔物だから」


Q11　この世界に魔法という概念は存在するんですか？

「存在するぜ。でも使える奴らは限られてくる。とんでもなく頭がいい奴か、とんでもなく狂った連中しか使えねえって噂だぜ。
　——オイ、なにを期待してんだか知らねえけど、俺らは使えねえからな？　使えねえから!!」


Q12　でも遊興屋は使ってましたよね？

「アイツは馬鹿なんだよ!!　とんでもなく狂った奴しか使えねえって言ったろ!!」


Q13　今のところ魔法が使えるのは遊興屋しかいないですか？

「むしろ遊興屋が魔法をあんな感じで使っちまったから全員処刑されたぜ」


Q14　ユーシアさん、貴方の家族構成を教えてください

「親父、お袋、あと妹か。全員魔物に殺されたけどな」


Q15　アリスの魔物ですか？

「そうそう。アリスの魔物。アイツに全員殺されて、セブンスに入る前に一戦交えたんだけどなァ。そん時に瀕死の重傷負っちまってなァ……だけど俺は諦めてねえぞ。アリスの魔物は俺が殺してやる」



以上です。他にも分からないことがあれば遠慮なくご質問してください。