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Re: 四季様 ( No.3 )
日時: 2017/03/28 14:57
名前: 華琉 (ID: CDKSbPfv)

四季 様   <白薔薇のナスカ>

時間がかかると言いましたが、とりあえず読み終えたので感想等を。


1.……サラにナスカが質問する場面(№2)

『突然聞かれた質問の真意が分からず戸惑いながらも答える。』
というサラの気持ちがあります。ですが、その前の地の文が
『ナスカは疑問に思っていた事を聞いてみる。』
というナスカ側の視点から書かれているので、ん?どういうこと?と読み返してしまいました。
ナスカが『突然聞かれた質問の真意が分からず戸惑いながら答え』たように見えたのです。
あまりにもコロコロと視点が変わり、その視点が誰のものかわからないと読みずらくなると思います。読者にも分かりやすい文を書くのはなかなか難しいですよね(汗

2.……ベルデとナスカの会話(№4)

『他に何か聞きたい事とかありましたら、何も気にせず質問して下さい』
ベルデがナスカに向けて発する言葉ですね。違和感がありました。ベルデはナスカに対して敬語を使っています。初対面の人に敬語を使うとき、「〜とか」と言うのは少しおかしいかと。同様に「何も気にせず」にも違和感がありました。
「他に聞きたいこと等ありますか。私でよければお教えしますが。」
私も敬語が得意なわけではないですが、人物どうしの距離(心の)を考えてみるといいと思います。

3.……言葉の間違い

 兎に角→とにかく
変換の間違いでしょうか。何個かありました。
 爆笑→爆笑とは大勢で大笑いすることです。気づく人はあまりいないかもしれないけど、一応。一人で笑っている時の描写で使われていました。

4.……細かいエピソード

例えば、ナスカの訓練など。戦闘シーンではないところも作りこむとさらにナスカの成長が窺えるかなと。1話進むと1年飛んでいたりするので、あぁ、その間の様子も見てみたいなぁとおしい気持ちです。

5.……文末

全体的に文の終わりが「〜だ。」「〜た。」「〜る。」が多いなぁと思います。それが悪いわけではないですし実際そういう文体のプロの作家さんもいます。ただ、文末が何回も続けて同じだと硬く、読みずらくなる気がします。(あくまで私の考えですが)臨場感のある戦闘を魅せて頂きたいです。

6.……擬音

白薔薇のナスカは割とシリアスな話だと感じました。その中で、コミカルに見えてしまうような擬音、表現は避けるべきだと思います。(ぐりぐりした、を力ずくで踏みにじった、にする等)
物語の中の雰囲気を壊さない事は、読者の気持ちを覚めさせないためにもとても大切なことだと思います。

7.……感想

50話の物語を完成させた、というところに一番感動しました。しかも、主人公の成長と国の移り変わりをしっかりと書いていて読者としてすっきりする気持ちいい結末。しかもそれを約3カ月で書き終えるスピードも本当に尊敬します。最初から読んでいた人に、読んでいてよかったなぁと思わせるような作品でした。
最終話には最初から10年の時がたっていましたが、それほどの長い時間がたったのだという事をあまり感じることができませんでした。そこが惜しかったです。見せどころではないトラブルや人間らしい一面、戦闘と戦闘の間にある日常を埋めていけば、長編として、ハリーポッターやナル二ア王国の物語の様なファンタジーとしてさらに壮大で素敵な物語になったのではないかなぁと思います。
今回四季様の物語を読ませていただき、私自身の作品も見つめなおすいい機会になったと思います。本当にありがとうございました。



いかがだったでしょうか?これにて四季様の白薔薇のナスカに対する私の感想は終了です。
スレ主はプロでもなんでもありません。一個人の独断と偏見でアドバイスと感想を書かせていただきました。少しでも四季様のお役にたてればいいなぁと思っております。これからも素敵な作品を書き続けてください。陰ながら応援しています。