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【キャラシート-見本2】

名前：フリッカー（Flicker：「明滅光」の意)
　　　／フレデリック・フラー（Frederic Fuller：探照灯の生みの親（？）より)
性別：男性
年齢：118／30代後半〜40代半ば

容姿：
　頭は古い探照灯（サーチライト）。船舶などに用いられる固定式の大型探照灯が元で、十数万カンデラの激烈な光度を誇る軍用サーチライトである。サーチライトとしても現役そのもの。ブラインドが付いており、自分の意志で開閉できる。彼方此方が錆び付き、塗装が剥げるなど、激戦を潜ってきたであろうことが想起される見た目。
　身長190cm、かなりがっしりとした偉丈夫。カーキ色の厚いシャツの袖を捲り、砂色のズボンの裾を軍靴に突っ込み、肩から無造作に軍服の外套を羽織る。腰から自動拳銃を下げているが、これを抜いて戦う姿は未だ誰も見たことがない。
　煙草と酒を愛好しており、近寄ると煙草の臭いがする。
性格：
　面倒見の良い兄貴分。信頼した人物にはとことん胸襟を開いて接し、その危難の時には助力を惜しまない。
　助力の過程で自身の身を傷つけることも厭わないが、決してお人好しと言うわけではなく、壁を乗り越える為に必要な努力の限界ギリギリを要求してくる。伸びしろ一杯まで伸ばすために女子高生を戦場へ放り出し、戦わせることも躊躇しない軍隊気質な男である。
　洞察力や観察眼に優れ、戦場に於ける人の才能やその人に見合った采配を見抜く術に長けているが、日常生活に於いては間の抜けた一面が目立つ。

職業：軍人（自称）
能力：
・　「前所有者が使用していた」全ての武装や車両を生成する“案内人特権”を有する。状況によっては船舶や戦艦、戦車などの巨大な構造物すら一瞬で構築可能。数ある“案内人特権”の中でも一、二を争う強力な権利であり、汎用性も極めて高い。
・　“案内人特権”で生成できる車両や武装の使用方法には当然ながら熟練している。とりわけ拳銃など小回りの利く銃器類と車両の運転に類まれな才能を持ち、物としては珍しく「暇だったからドライブしに行った」なんて芸当も可能。車の運転技能を持つ物はさほど多くない。
・　徒手格闘技能を有する。ただし練度は上級者に毛が生えた程度。
戦法：
・　対“粗悪品”の場合は徒手格闘による力任せの制圧が多い。というより、それで事足りてしまうため“案内人特権”をわざわざ使うまでもない、と言った方が正しい。
・　重火器類を使うのはかなり大規模な制圧行為のみに限り、少なくとも普段行っている街の外での殲滅戦で用いることはめったにない。しかし、一旦武装を持てば一騎当千のワンマンアーミーと化す。
・　キーンが現れるまではあらゆる物の中で敵なしの実力者であった。

背景・経歴：
・　この世界に於ける大戦時、ある軍用の船舶に搭載されていた探照灯。命を得る直前の数年間は、ある新米の水兵が通信官として探照灯を用いた連絡信号を送っていた他、夜番の時などに勉強の復習がてら様々なことを吹き込んでいた。面倒見の良さとモールス信号はこの水兵からほとんど学んだようだ。
・　元の探照灯が搭載されていた戦艦はその後攻撃を受けて大破。あわや戦艦ごと沈没の憂き目に遭った時に命を得た。曰く「あの新米も何もかも消えてなくなるのが嫌だと思った瞬間動けるようになった」とのこと。
・　その後十年ほど新米水兵と共に行動を共にし、戦場をあちこち渡り歩いていた。が、水兵から新米が取れ、ついでに伴侶が出来て生活基盤が安定してきた頃、水兵の元を自ら離れる。それから三十年ほどは流れの傭兵じみたことをして暮らしていたらしい。
・　物の街へ定住を始めたのは今から五十年前、水兵の病没を風の噂で聞いた後。自身のことを軍属の物と主張し始めたのも、“粗悪品”が街で問題になり始めたのも、それを排除するために夜な夜な街の外へ繰り出すようになったのも全てその頃である。その理由の一切は語っていない。
備考：

サンプルボイス：（三つ以上。一人称と二人称が分かるものを最低一つ）
「ほぉん。ヤツ等のことを知らんってことはあんた、外の世界の人間だな？　迷いたてほやほやの物殺しって所か」
「構うかよ。物に還る時と場所は俺の意志が決める。俺の敵味方になる相手も俺が決める。“俺”として決定した初めての行動だ。ちっぽけな刃に破られるほど柔弱なもんじゃねぇ。……呪いなんだよ、ある意味な」
「あんたにゃ及びもつかないような戦場だァな。とりあえず乗んなって」

***ご応募ありがとうございました***