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いいですね異形頭、映画泥棒がはじまりでした。

トランシーバーにしようか迷った挙句電話機になりました。
眠気と戦いながら書いたものですので、不備や修正、確認箇所ございましたら何なりとお申し付けください。

【キャラシート】

名前：テリー（もとい、探偵）/テレンス・フォード
（電話機→テレフォン→テレ・フォン→テリー・フォード→テレンス・フォード）

性別：男
年齢：170歳くらい/60歳

容姿：頭は金装飾の入ったアンティークの電話機。若干傷があるものの、それが気にならないほど綺麗に手入れされている。
身長は175cmとやや高く、若い頃引き締まった体だったであろう事が伺える体躯である。が、着痩せするタイプらしくどこかすっきりとした印象。
カッターシャツに黒ネクタイ、煤けた茶色のトレンチコートを身に纏う。革のベルトに黒いズボン、茶色い革靴。トレンチコートと同色の中折れ帽を被っている。仕事中は大概白い手袋を付けている。

性格：年の功、と言えようか、常に落ち着いた物腰。人当たりが良く温厚でのんびりとした口調のため、無害そうな優しいオーラが漂っているが、蓋を開けてみれば中々頭の切れる人物で口が達者。言葉巧みに相手を翻弄し、たちまち言いくるめてしまう。基本的にその達者な口を人を煽るために使うことは無い。が、敵とあらば容赦はしない。
今でこそ歳をとって気が長くなり落ち着いたが、昔は短絡的な性格で声を荒げる事も多かった（熱血漢に近い）。決して態度には出すことは無いが、今でも感情的に物事を考える事は少なくない。
昔の彼を知る人物は口をそろえて「落ち着いた」と言う。
お喋りが好きで行動力があるのは昔から変わらない。
綺麗好きで身だしなみを大切にしている。

職業：私立探偵。小さな事務所を構えているが、舞い込む依頼は本当に些細なもの。最近はどうも子供？や奥様方の悩み相談室と化しているが、お喋り好きな彼にとっては内心まんざらでもない様子。が、あまり依頼が来ないのでそろそろ事務所を見込みのある助手に託してゆっくり過ごそうかとも考えている。昔は体を張った仕事をこなしていたのだとか。

能力：
「遠く離れた場所の音や会話を聞き、遠くの見知った人物に自分の声を届ける」という”案内人特権”を有している。ようは電話。遠方との会話は相手との心の距離によって精度が大きく変化する。親密なほど会話精度は上がり、心が遠い（他人）ほどノイズが入る。
なおこの会話は拒否することもできる。彼の会話に”耳を貸さなければいい”のである。

戦法：ない。いい歳のおじいちゃんなので無理はできません（本人も弁えているが昔動けただけに悔しいらしい）

背景・経歴：
・とある小さな探偵事務所の受付に置いてあった電話であり、アンティーク品が好きだった所有者によって大切に扱われてきた。そこそこお高い電話らしい。
・テリーの今の性格は電話依頼を扱う際の所有者、若い頃の性格は探偵事務所の常連（兼クレーマー）であり、後々事務所で働くことになった口の悪い男（助手）に起因している。
・所有者は電話を大切にしていたが、助手の男がやや乱暴だったため少々傷がついてしまっている。なお助手の男は所有者に何かしらの体裁を加えられたようで、それから毎日電話の手入れをし、それを怠らなかったのだとか。
・探偵事務所は２０年近く続いたが、所有者の体が悪くなり、まだ続けたいと思いながらもやむを得ず事務所を畳む事になった時に意志を宿した。
・それから（助手から探偵になった）若い男と共に探偵を続けていたが、男はある女性と結婚することになり、その際に男と別れてずーーーっと探偵を続けてきたらしい。男が死ぬまで時々（数年に一度の頻度で）連絡を取りあっていたらしいが、彼が大往生したと聞いて少し寂しい気持ちになったようだ。何十年経った今でもテリーにとって男は大事な友人だそうな。

備考：
煙管を嗜み、珈琲をこよなく愛する。
読書は好きだが新聞を読むほうが好き。色々な新聞をとっているため暇なときは一日中新聞を読んでいる事も。
彼の探偵事務所は大きくはないが、数人働いている者はいるらしい。彼らとはうまくやっているらしい。

サンプルボイス：
「私はテリー、探偵をやっている。とは言っても、昨日は近所のマダムから夕食のメニューを考えてくれと相談が来たくらいだがね。ハッハッハ」
「やぁ、お前か。私も珍しくまともな依頼が入っていてね、最近はやけに忙しい」
「歳は取りたくないものだな、どうやら体だけでなく勘も鈍ってしまったようだ。昔はもっと上手く立ち回れたものだったがね」
「フ、お前を見ていると古い友人を思い出すよ。危なっかしい乱暴者だったが、いい奴だった」

***ご応募ありがとうございました***