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Re: 【異形頭×少女】キャラ募集中【華琉さんお呼び出し】 ( No.29 )
日時: 2017/05/25 02:24
名前: 月白鳥 ◆/Y5KFzQjcs (ID: p6e1/yUG)

折角なので悪役の見本でも。

【キャラシート-見本3】

名前:クロッカー(Clocker:英俗語で『麻薬の密売人』)/アルフォンス(Alfons:某禁酒法時代のマフィア)
性別:男
年齢:106/二十代後半〜三十代前半

容姿:
 紫檀のぜんまい式振り子時計。元は壁などに立てかけて使う大きな柱時計だったものが、人頭大に圧縮されたものが頭。きちんと機能は残っており、静かな場所ではコチコチと振り子の揺れる音がする。が、ぜんまいを巻かないと三日ほどで止まってしまうらしい。時計の裏側、時刻調整用のネジがある部分に『Dear my father(親愛なる我が父)』と刻まれている。
 身長157cm。颯爽とした立ち姿の割に存外身長は低い。タッタソールのシャツにアスコットタイ、クラシカルなシルエットのベストに焦げ茶のスーツ、ジョッパーブーツと、何となく馬術服を想起させる恰好に身を包み、黒い外套を羽織っている。外に出る時は黒い中折れ帽を被ったり被らなかったり。常に黒い革の手袋を着用している。
 外套の内ポケットからは拳銃や種々の薬物、手錠にマッチ等々、物騒な用途に使えるものがやたらと出てくる。手荷物検査をしたら手を後ろに回されること間違いなし。

性格:
 一言で言えば悪逆非道のサイコパス。外法と外道の限りを尽くすことを自分の存在意義であり、自分が存在するために他人を踏み台にすることを欠片も厭わぬ罪過の権化。良心の呵責や罪悪感と言ったものが無く、どれほど悲惨な状況に出会おうと痛む心それ自体が存在しない。
 これだけであればただの狂人であるが、彼の場合は計算高く理性も知性も人並み以上に持っている。所謂賢しい狂人であり、洞察力や話術に長け、自身を偽装することに余念がない。かと思えば言動のことごとくが人を煽り立て、激昂した相手は嗤っていなす。相手にすると一番厄介なタイプ。
 平然と人や物を手に掛けるが自分は絶対に死にたくない。自分が生きる為なら要らぬ見栄もプライドもかなぐり捨ててしまえる。

職業:麻薬の売人
能力:
・ 百歳を超える長寿の物であるが、“案内人特権”は持っていない。最初から法に外れた生き方を貫いているため、今更理を外れる為の権利を得ても意味がないのである。
・ 外法の輩とは言え(だからこそ)普通に司法の手は気にしているので、高度な隠密スキルを持つ。その技量は対象が目の前に立たれて初めて彼の存在を知覚するほど。キーンなどの索敵に優れた相手には読まれるようだが、それでも実際に姿を見るまで確信を持たせない。
・ 拳銃などの現代兵器や暗器の扱いに長ける。
戦法:
・ 自身の隠密スキルをフル活用し、相手を肉体的・精神的な死角から問答無用で撃ち殺す。要するに闇討ち戦法。
・ 闇討ち以外の戦法が取れないわけではないが、真正面から正々堂々戦闘した時の強さはそれほどでもなく、アザレアと同程度。その為、自身の正体が見破られた際は全力で逃げに徹する。
・ 逃げ足はやたらめっぽう早い。

背景・経歴:
・ ある裏組織の本部に置かれていた柱時計。組織のある幹部が長に就任した際、部下が就任祝いとして贈ったもので、長はそれを見る度に初心を思い出し、自身への戒めとしていた。このころはまだ長も組織も、裏社会とは言えそれなりにまともで良心的な部分も多かったと言う。
・ 長を含めた組織全体の様子がおかしくなったのは、クロッカーが命を得る直近の数年。支離滅裂な言動が増え、均衡を保っていた周辺組織との抗争を繰り返し、挙句の果てに周辺組織ごと自らさえ食い潰した。その後司法の捜索が入り、長の抽斗から『Inferinon-B』なる薬物が見つけ出されたまさにその時、彼は命を得ることとなる。
・ それでも最初の十年間ほどは人間的な感情が残っており、自身の記憶に残る頼もしかった頃の長の幻影を求めて裏社会を流転。いくつもの組織を渡り歩き、幾度もの抗争や戦争を超え、見つからぬ答えを探し回った果てに辿りついたある組織で、彼は『Inferinon-A』と呼ばれる薬物によって“粗悪品”にされた物の山を見る。
・ その時から彼は今知られる罪過の権化と化し、その組織から『Inferinon-A』をごっそりと盗み出して物に売りさばいている。しかし、“粗悪品”同然に知性を失った物に何を見て、どんな心境の変化が起きたのか、彼は一切を語ろうとはしない。

備考:
・ 『Inferinon-A』『Inferinon-B』は共にメタンフェタミンに類似する化学構造を持つ麻薬の類。-Aは物、-Bは人にそれぞれ作用し、強烈な陶酔や多幸感をもたらすが、その代償として(人の場合は)急速な脳細胞の壊死と知性の低下を引き起こす。物はまた作用機序が異なるようだが、詳しいことは未解明。
・ クロッカーはこの麻薬によって町を一つ壊滅状態に追い込んでいる。

サンプルボイス:
「まさか花屋以外の誰かがあれだけ大量の花を仕入れたって言いたいんですか? 例えばスプラやセンバが、例えばリペントが、それを出来るとでも? ちょォっと信じがたいですね。彼等が花なんて可憐で何の商業価値もないものに腐心するとは思えませんねぇ」
「言われて止めるほど僕の存在定義は脆くないんですよ。残念」
「馬鹿な事聞かないでくださいよ墓守。それが僕なんです。外法と外道の限りを尽くす物として僕は命を得、その存在定義は拒絶されなかった。だから僕は僕が定義する生まれた理由に従って生きてきた。これまでも、今も、これからもそうです。行動の原理と理屈は君達と何ら変わりありませんね」

***ご応募ありがとうございました***