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- 第1回*小説大会!!【投票開始ッ】
- 日時: 2016/01/14 15:32
- 名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: w6TIyM.w)
小説大会を開催したいと思います!
【大会期間】
2016年1月 5 日(火)〜2016年1月12日(火)〈小説大会〉
2016年1月14日(木)〜2016年1月20日(水)〈投票〉
2016年1月21日(木)〈結果発表〉
【ルール】
参加したい方だけお読みください。
一週間の間、このスレに“短編の小説”を投稿してください。
一週間経ちましたら、“小説を書いていない方、または参加していなかった方”が
その小説のどれか一作に投票してください。
コメントをするだけでいいです。
例)(題名)の小説が良かったです。
【追伸】
わからないことは質問してくれたらよろしいです。
小説(短編)は二次でもコメディでもシリアスでも、なんでもいいですよ!
【参加者・作品】
花蟷螂(はなかまきり)……………将軍 様
作品はこちら>>5
カニバリズム ………………………紫音 様
作品はこちら>>6
黒い影 ………………………………音宮 様
作品はこちら>>7
亡霊山 ………………………………レモネード伯爵 様
作品はこちら>>14
投票よろしくおねがいします!
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- Re: 第1回*小説大会!! ( No.1 )
- 日時: 2016/01/04 17:24
- 名前: 将軍 (ID: S0f.hgkS)
参加よろしいでしょうか?
ちなみに短編とはどれぐらいの長さでしょうか?
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.2 )
- 日時: 2016/01/04 19:55
- 名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: w6TIyM.w)
>>将軍様へ
前半、後半を作るか、1レスで小説を書きます。
二次でもコメディでもシリアスでもOKですよ!
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.3 )
- 日時: 2016/01/04 20:13
- 名前: とおりすがり (ID: dyAikMHR)
将軍様がおっしゃっているのは、具体的な文字数なのではありませんか?
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.4 )
- 日時: 2016/01/04 21:08
- 名前: 将軍 (ID: S0f.hgkS)
文字数は1000〜2000程度でいいですか?
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.5 )
- 日時: 2016/01/05 09:37
- 名前: 将軍 (ID: S0f.hgkS)
- 参照: 投稿させていただきます。題名は花蟷螂
花蟷螂
僕が初めて恋をしたのはとても可憐で恐ろしい殺人鬼でした。
「寒い………」
「そうだな、もう冬だしな」
高校に入って初めての冬。
僕は友人と共に学校に向かう道を歩きながら当たり前のことを呟いていた。
「お、おい!」
「なんだよ」
「な、あそこにいるのって!」
高校が見えてくると友人が興奮したように僕の服の裾を引っ張って校門の方を指差す。
僕は煩わしく思いながらそちらの方の目を向けるとそこには彼女が立っていた。
彼女
高校の入学式の時にすれ違ったとき、僕は彼女に恋をした。
正直、初恋だと思う。今まで一目惚れなんてって思っていたが、彼女を見ると僕の心臓は早鐘を打ち、彼女を直視出来なくなる。
「お、なんだなんだ。やっぱお前、惚れてんのか」
「う、うるさい」
ニヤニヤ顔でこちらも見ながら顔を押しつけてくる友人の顔を押しのけながら早足で彼女の横を通っていく。
そんな僕に気づいた彼女はその可憐な顔に笑みを浮かべながら僕に挨拶をしてくる。
気恥ずかしい僕は小さい声で返事をするとそのまま教室に足早と駆けていった。
「最近このあたりで連続殺人事件が発生してるからお前ら寄り道せずにまっすぐ帰れよ」
HRが終わり先生が教室から出ていくとみんなはそれぞれ友人たちと喋りながら部活に向かったり家に帰宅したりしていた。
「一緒に帰ろうぜ」
「悪いな、今日は塾なんだよ」
友人が荷物を持ってこちらに近づいてくる。
僕はすまなそうに断ると友人は笑いながら良いってと言って見送ってくれた。
ちらりと彼女の方を見ると彼女は女子たちと楽しそうに談笑していた。
「混ざってきたらどうだ?」
朝に見たニヤニヤ顔でこちらを見てくる友人を無視してそのまま学校を出た。
「結構遅くなったな」
塾を終え、外に出て僕は白い息を吐きながら腕時計を見る。
時間はすでに夜の9時の半ばを超えていた。
急いで帰らないとと思い早足で帰路に着いていると不意に視線の端に彼女を捉えた。
彼女は数人の男たちに囲まれ、そのまま路地裏に連れていかれた。
「ど、どうしよう……」
僕は産まれてこのかた喧嘩なんてやっとことは無いし、運動よりもどちらかというと勉強に力を入れてきたので力だってない、それでも初恋の人を見捨てることは出来ない。
僕は勇気を出して入り組んだ路地裏に入っていく。
入り組んだ路地裏の最奥の手前の丁度いいところに古びた角材が置いてあり、無いよりはマシと考え、それを掴む。
「か、彼女を離せ!」
上擦った声になっているが、それでも臆さずに奥に飛び込む。
「え………」
そこには僕の思っていた光景とは違うものが広がっていた。
血、血、血、見渡す限り血の海。
先ほどの男たちは全員倒れ伏していた。
そして彼女は倒れ伏している男たちの中心に血塗れのナイフを持って立っていた。
彼女はこちらに気づくと微笑みながら僕の襟首を掴むとそのまま奥に引きずっていった。
彼女は血で塗れた顔に笑みを浮かべ
「貴方は勘違いをしていたけど私を助けようとしてくれたから私の事を喋らないなら生かしてあげる」
可憐な声でそう告げた。
僕は花蟷螂という言葉が脳裏によぎった。
美しい擬態に身を包み、餌が来るまで待ち続け、餌が来たら容赦無く喰らいつく。
彼女は花蟷螂だ。
僕は捕まった餌だ。
でも僕はそれでも良い。
彼女が僕を見てくれている。それだけ僕は十分だった。
僕はそっと頷いた。
僕の返事を聞き、彼女はいつもの可憐な笑みを浮かべた。
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.6 )
- 日時: 2016/01/05 16:48
- 名前: 紫音 (ID: HKLnqVHP)
- 参照: http://私も投稿します。題名は、カニバリズム
昔から、見続けたのは褒められる双子の姉と4つ上の兄の姿。
姉の奏音は手伝いをよくして、まだ習ってないのに字だって読める。
兄の梨音は小学校での成績もいいらしく、二人は親のお気に入り。
一方の私はどうだ。
奏音のように手伝いはしない、字だって読めない。
唯一奏音に勝てるのは足の速さだけど、そんなのは両親は望んでいなかった。
『何でお前はこんなに出来が悪いんだ』
『奏音ちゃんを見習って、少しはお手伝いしなさいよ』
毎日のように言われた。『奏音ちゃんや梨音を見習いなさい』。
手伝ったところで転んで皿を割ったら怒鳴って頬を叩かれる。
文字を書こうと紙と鉛筆を使うと、『無駄遣いするな』と怒られる。
私はいったい何をすればいいんだろう。
何をしたって怒られる。手伝わなくても怒られて、手伝っても怒られて。文字の練習をしたって怒られる…。
私はきっと【要らない】存在なんだろう。そう思った。
・
ある時を境に、父親はあまり家に帰らなくなった。
母さんが言ってた。『ウワキしたんだ』って。
幼い頃の私には意味が解らなかったけど、何となく、しばらくは帰ってこないんだな。とは分かった。
働きに出ていた父が返ってこないと我が家にはお金が入らない。
母さんは専業主婦だから家で働いていて外へは働きに出ていない。
お金が入らないから、色々節約しないといけない。
最初に削ったのは私の食事。
いきなり食事が出されなくなったことには驚いた。
奏音もお兄もいつもより量が少ないが食べさせてもらえていた。
でも、私は米粒一粒も貰えなかった。
「和音、私のご飯、一緒に食べよう?」
母さんが出かけたときに奏音が言った。
基本的に母さんは私達と一緒に食事をしないからどこかにこっそり隠してあったらしい。
「でも、奏音がお腹すいちゃうよ」
「んーん。いいの、和音と一緒に食べれれば!」
ニコッと笑って奏音はそう言った。
久しぶりのご飯。
全く食べてなかったからとっても美味しく感じた。
暫くの間、奏音の食事を分けて貰っていた。
でも、母さんが次に削ったのは奏音の食事。
一緒に食べるものも無くなり、母さんが居ない時は二人で水を飲んで腹の足しにしていた。
偶にお兄も食事を分けてくれたけど、二人で分けると全然足りなかった。
・
ある日の夜、父さんが急にやってきた。
『離婚届』って書いてある紙を持ってやってきた。
その夜はとっても煩かった。
「何でそうなるの!」
「いいからココにサインしろ、俺はもうお前とは無理なんだ!」
居間の方では父さんと母さんの喧嘩している声が聞こえる。
眠れない。
何も食べてないからお腹が空いて全然眠れない。それに加えて今日はこの煩さだ。
パチン と何かを叩く音がした。
そーっと今の方へ行き、中を覗くと倒れている母さんの姿が見えた。
ぐったりとして、起き上がる気配はない。
「おい、生きてるよな。おい!」
倒れた衝撃で頭を打ってしまったのか。
母さんは父さんの呼びかけに答えず、倒れたままだ。
「くっそ…」
殺してしまったか、と思ったのか父さんは玄関から逃げようとする。
何となく、足を引っ掛けて転ばせる。
そしたら母さんと同じように起き上がらない。
ずっと倒れたまんま。
倒れた父を見て、やっと自分のやったことに気づいた。
【 人 を 殺 し て し ま っ た 】
「ぇ…あ…お父さん…?」
倒れた父を見て思わず泣いてしまう。
頭からは赤い血が流れ出ている。
きっと死んでしまったんだろう。そう思った。
【 これは死体だ 】と意識した瞬間にとっても美味しそうなお肉に見えた。
キッチンにあるナイフを持って来て父さんの身体に刺して____。
朝には母さんの身体も食べ終わっていた。
部屋に充満する血の嫌な臭い。
「わ、おん…?ねえ、それ、何?」
起きてきた奏音が怯えたように聞く。
「お父さんとお母さんの骨。肉は…」
【私が食べちゃった。】
_fin カニバリズム【食人性愛】
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.7 )
- 日時: 2016/01/05 12:40
- 名前: 音宮 ◆93nWkRSozk (ID: Jk.jaDzR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
【黒い影】
「おにいたんッ、どこいくのッ」
ぎゅーっと抱き付いてくるのは、俺の妹、燈。
俺たちの両親は数年前に交通事故で死んでしまった。だから今は社会人の俺と妹の二人暮らし。妹はまだ小学校に通ったばかりで言葉もうろ覚えな状態で、それなのに俺の朝食を作ろうと朝から頑張ったりするいい奴だ。
「んー、会社だよ。燈がいい子にしていれば今日もはやく帰ってくるからねー」
よしよしと頭を撫でてそういいながら微笑んで名残惜しいが体を引き離す。
「ほんと?ほんちょにほんちょッ!?」
確かめるようにそう何度も聞いてむーっと拗ねたようにしながら俺の手を引っ張る。
「ほんとだって。今日は早く帰ってくるよ」
微笑みながら頭をまた数回撫でると、玄関を出る。
妹はそれをじーっと見つめながら手を数回、振り見送ってくれる。
本当は俺だって休みたいんだ、だって今日はせっかくの日曜日だし、どこかに遊びに行きたかった。
だけど、それよりお金が重要だ。稼がないと燈も俺も暮らしていけない。
だから少し寂しくても俺は出かけていく。
俺はせかせかと仕事をつづけた。
そんなころ、燈はお祝いの用意をしていた。
今日はおにいたんの誕生日ッ、だからだから一生懸命に働いているおにいたんにいっぱい楽しんでもらって、いっぱいお礼する。
「ふふっ、おにいたんの好きな物、いっぱい作るもんッ」
ぎゅっと自分より少し大きいリュックのひもを握りしめながら八百屋などの店で買った食材を大切に持ち帰っている途中、誰かに視線を注がれている気がして、はっと振り返る。
その時、黒い人影が見えておにいたんかなと思い、その場所に行ってみるが、誰もいない。
不思議に思いながらも、まいっかと気を取り直して家に食材を持ち帰る。
早速、家に持ち帰った食材で料理を始める。
「……よいっしょッ」
慣れない手つきで料理本——兄にふりがなを全部ふってもらった大切な料理本をみながら料理をする。
ときどきけがをしてしまうけど、今日はあきらめずに料理を続けた。
「……で、できたぁ」
綺麗に盛り付けをした料理を見て時計を見る。
時計は短い針が八、長い針が十二を指しているつまり、八時と言うことだ。
「おにいたん、はやくかえってこないかなぁ……っ」
今日は早く帰ってくると言ったのできっと短い針が九になったら来る。
短り針が九になるまで時間はたっぷりあるから、そうだ、プレゼント、プレゼント買ってこよ。
誕生日にプレゼントは必要なのに、なんで燈、買わなかったんだろう?
もういつもなら寝ている時間なのでうとうととしながら鍵を閉めて外へ出る。
——燈、燈。こっちおいで、燈。
信号の向こうにパパとママの二人がいる。
パパとママの顔はよく覚えてないし、覚えてないだけど、なんとなく声でわかる。だからあれはパパとママだ。燈を迎えに来たんだねッ。
燈も今行くよ。
あれ、なんでパパとママは燈に背を向けるの?
「いかないで、いかないで、いかないでよぅ、パパぁー!!」
手を伸ばしても届かない。
私の手はいつもあの二人にとどかないでいつも終わるんだ。
でも、もうすぐでとどきそう、行かなきゃっ。
チカチカと青から赤へなりそうなのを気にせずに走っていく。
その時、
「燈ッ!!」
ギュッと誰かに抱きしめられる。
振り向けば、私の兄が涙をこぼしながら私を抱きしめていた。
「お兄ちゃん?」
「何してんだ、バカッ、死んじゃうだろッ」
涙声になりながらそうつぶやくと、次には良かったという言葉が出てくる。
ふと俺が燈が行こうとしていた向こうを見ると、黒いものが金色の光をはなってこちらをみていた。そこには渦をまいて風が吹いている。
なんだっともう一度目を擦ってみるともうそこには何もなかった。
後日、俺はあの信号の向こうを訪れたが、やはり何も証拠となるものはなかった。一体、あれはなんだったのだろうか——
- Re: 第1回*小説大会!! ( No.8 )
- 日時: 2016/01/05 13:06
- 名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: w6TIyM.w)
将軍様、紫音様、音宮様、ご参加ありがとうございます!!
文字数は、いくらでもOKです。
ただし、前半、後半を作るか、一レスで書くかのどちらかです。
三レス以上の作品はご遠慮ください。
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