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ハッピーエンド・エージェント。オリキャラ募集中!
日時: 2017/03/13 17:20
名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)

科学者によればこの世界には大きく分けて4つの強大な力があるとされている。

・科学
文字通り、科学による力や能力。
単純な機械化による能力はもちろん、生体科学によって作られた能力なども含まれている。端的に言えばアンドロイド、遺伝子操作による生物兵器、サイボーグ、クローン。
・超能力
人間の潜在的な能力。通常の物理法則を超越した力があり、能力の形は持つものそれぞれにより異なる。
また薬品を作用させる事で素質のあるものから後天的に引き出すこともできる。
ただし、能力が阻害される装置が開発された為、欠点もある。
・具現化
人の想いが具現化した存在。妄想が現実に現れる等。この世界では妄想の具現化が発生する事がある。
また幽霊なども、科学者によれば「死んだ人間の思いが具現化したもの」であるため、具現化に含まれる。
人ならざる能力を持つものが多いが、彼らの能力は超能力ではない別の力である。
また、想いの具現化としては祈りや人間の復元など、存在だけでなく様々な事象も含まれる。
たとえ効果が科学・超能力・オカルトと区別がつかずとも、その根源が想いによるものならそれは具現化である。
・オカルト
上記のどれにも当てはまらない力。
代表的な物は魔法や呪いの類であるが、基本的に何でもありな力である。
ちなみに一般的な意味合いと違い、霊や神は具現化であってオカルトの分野ではない。
また、科学との融合によるオカルトテクノロジーという分野もある。

各系統ごとに何かしらの共通点があるというわけでもないため、発現された超常能力だけ見てもそれがどの分野に属するのか区別するのは難しい。

そして今数々の勢力がこの四つの強大な力を使い経済戦争を行っている。

ここから前書き。

作者のカシスオレンジです。まずはご説明を。最初に言っておきますが、二次創作です。元ネタを知らなくても良い様に書き込む予定ですが。

何の二次創作かと言うとパワプロクンポケットと言う作品です。見た事が無い方でも気楽に見れる様に書く予定です。物語完結後の世界ですのでネタバレしてます。見た事がある方は正直、私の実力では満足できないかもしれませんが温かく見守ってくれれば幸いです。

ちなみに元ネタは野球が主体ですので、基本的に主人公は野球に関わっています。ただし、この小説では野球の描写はほぼありません。

さらに、マルチエンディングです。ハッピーもありビターもバッドも書き込む予定です。

小説を書く事に関しては未熟ですので誤字脱字、表現等に違和感を感じたら是非ご指摘願います。

オリキャラを募集しています。

オリキャラシート

名前:(漢字表記の場合は振り仮名を振って下さい)
性別:(アンドロイド等の場合でも見た目の性別で)
年齢:(アンドロイド等、非人間の場合は見た目の年齢で)
性格:(一言でも構いません)
能力:(未来人か宇宙人か単純なロボットか怪人の様に遺伝子レベルで結合された化け物かアンデッドか巨大な怪獣か人型の生物兵器かサイボーグ、改造人間。超能力者の場合は能力の内容を。具現化、オカルトの場合はどういう存在なのかを。色々書きましたが、とにかくどんな存在でも受け入れます)
備考:(オリキャラの過去、特徴、何でも構いません)
一人称、二人称:(例:オレ、お前)
キャラボイス:(四つ以上でお願いします)
展開により死んでしまう可能性がありますが宜しいでしょうか:(はいか、いいえで)
展開により死ぬより辛い出来事が起こる可能性がありますが宜しいでしょうか:(はいか、いいえで。ただし露骨にグロ描写等はいたしません)
展開により主人公、及び他のキャラ、オリキャラとの恋愛は宜しいでしょうか:(はいか、いいえで)
主人公の関係:(仲間、ヒロイン、敵等関係もある程度自由。どれでも構わない場合は無記名で)

不採用の可能性もあります。また世界観に合わない場合、変更部分を指摘します。

世界観。ネタバレ注意。

この世界は上記の四つの力と五つ目の力、時間移動タイムマシンと言う装置を中心に動いている。タイムマシンの使用目的は未来に起こる破滅(内容については不明)を危惧した者達がこの破滅の未来を変える為に、過去へ向かう。過去へ行った者達は未来の技術をある科学者に発明させ、未来の破滅の問題を解決させた。だが、それにより新たな問題が発生し破滅はしていないが、自由が無い世界へと変貌。
過去へ行った者達の希望は絶望へ変わり、過去へ行った者達はもう一度、この世界を変える為にタイムマシンを使う。

その後過去へ行った者達の失敗や暴走した後の世界が生まれる。その暴走したタイムトラベラーを協力、利用した現代の人間達が破滅を引き起こそうとしていた。

そしてその破滅を止めた世界のその後の様子をこの小説で書き込みます。

用語解説。
ジャジメント。かつて破滅を企んでいた企業。会長が行方不明になり日本支部の社長がジャジメントの解体を始める。現在は宇宙開発と野球チームの運営に尽力し、ジャジメント崩壊による世界の大混乱を切り抜けようとしている。
もう一つのジャジメント。こちらは企業と言うより破滅を企んでいた会長派の生き残り。破滅と言う名のパンドラの箱をもう一度開け、会長の意思を継ぐ。
大神ナマーズ。主人公が所属するジャジメントが所有する球団。
舞台はプロ野球なのですが他の球団の名称は控えさせていただきます。

登場人物。

主人公、市古いちご。市古と言う珍しい苗字。主人公のみ名前無し。野球大好き。一人称はオレ。常に野球のユニフォーム。ビビらない。大卒でドラフト6位で大神ナマーズに入団。家族関係は祖母のみ。

実は市古には重大な秘密がある。本人も意識はしているが調べる必要はないと判断している。

その他のキャラクターは本編にて書き込み予定。オリキャラは投稿者様と共に記載させて頂きます。

オリキャラは何度でも投稿可能です。是非、気楽に投稿して下さい。

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Re: ハッピーエンド・エージェント。オリキャラ募集中! ( No.1 )
日時: 2017/03/14 18:35
名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)

オリキャラ創りの参考として序盤の方を書きますね。

機会があればオリキャラ投稿お待ちしてます!!

二次創作(紙ほか)で書いてます!


大神ナマーズ。と言う球団は毎日ニュースに取り上げられていた。
実績もあり大人気球団らしいが、それとは別のニュースで話題を呼ぶ。
それは大神ナマーズを所有していた全世界の権力を大きく握る企業ジャジメントが崩壊し、世界中が大混乱した事。
ナマーズもその影響を受け始める。
球団のイメージは最悪。選手のポテンシャルや評価、成績も下がり大人気球団と呼ばれたのは今は昔。
ナマーズのオーナー兼ジャジメント日本支部社長、大神博之(おおがみひろゆき)は野球経営を立て直す為とジャジメントの混乱を切り抜ける為に日々尽力する。
そしてナマーズ二軍球場から一人の男性は芝生の上でバッティングをしていた。

名前は市古いちご。市古は休憩をする。

「しかし二軍球場なのに随分と立派なドームですね......」

隣のメガネは騒ぎたてる。

「そうでやんすね〜......でも高校の時の方が設備も青春も声援も良かったでやんす......」

「いや、プロになれるだけ良いじゃないですか?餅田もちださん」

「市古君は幸せ者でやんす。楽園を知ればどこへ行ってもそこは地獄でやんす〜!」

「......幸せ者か」

市古は自分の身体を見て過去を思い出す。

彼は初めた時期が一年でありながらレギュラーで甲子園出場を果たし大学へ行き大学野球で高校の成績に劣るがそこそこの結果を残しドラフトで指名される。これはちゃんと記録に残っており市古もその実力がある。

彼は今日も二軍球場で一軍を夢見て練習をする。

市古は餅田と共にナマーズ寮へ帰る。

「はあ......理想のプロ野球とは全然程遠いでやんす......もっと人気が出てキャーキャー言われて可愛い女の子達に囲まれて......」

彼は餅田浩紀もちだひろき。シニア時代から野球をしており、嘗て各分野のエリートをかき集めてエリート養成高校で、12個の分校を合併させた生徒数一万人を超える巨大高校、混黒こんぐろ高校出身でキャプテン。ちなみに現在、混黒高校は全ての分校が独立している。そしてナマーズでは市古の先輩に当たる。メガネ。

聞く限りでは輝かしい成績を持っているが彼自身はそれを否定する。

「その話はするなでやんす。今日も市古君の部屋で漫画を読むでやんすよ」

寮長の槌田 愛(つちだ あい)と言ういかにも食堂のオバちゃんの様な女性が食堂で仕事を始めていた。

「槌田さんこんにちは。お子さんは元気ですか?」

「ええ、もう随分と野球も調子が良いわよ」

市古は二軍監督の水木卓(みずきすぐる)と言う一見愛想と目付きが悪い人物にアドバイスを貰う。数年前にアメリカで野球のコーチとして勉強をし一年前に戻ってきた。一軍監督の実力があるがあえて二軍監督で采配を振るう。

「......ウチは選手層が薄いから一軍になれるチャンスは多い。まあ移籍を望んでいる選手も多く実際に何人か移籍やトレードされてさらに選手層が薄くなる。設備維持費等もカツカツで充実した設備が機能しなくて成績低下をする選手が多いからもっと選手層が薄くなる。...お前等運が良いな......」

「やっぱり世間の評価や所有している企業の問題ですか?」

「そうだな......オレも年だしこのチームもまた.....ああ、未来を考えただけでおっかねえ......」

数週間後の夜。市古の転機が訪れる。

それはある奇妙な夢だった。

真っ暗で何も見えない中、ランプを持った化け物が夢の中で動揺している市古に寄る。

「誰もいない森で木が倒れたら音はするのか」

「......化け物......!」

「あまり驚いていないか。それで良い。驚かない理由は考えなくても構わない。そんなに深い意味はない。

君はこれから奇妙な人生を歩む事になる」

「......どういう事ですか?」

「それはいずれ分かる。今は君の秘密について話そう」

「オレの秘密......」

「そう、過ごしてきた人生の違和感。
その違和感の正体は誰も知らない。君自身でさえも。
ではその違和感の正体は存在しなかった事になるのか。誰も知らないのでは正体が暴かれる事はない。だが確かに存在はする。
そしてその違和感本体が意思を持っていたら。
忘れられた生命体は死んだも同然だが意思を持っていたら話は変わる」

「何を言っているんですか?何でオレの秘密を知っているんですか?」

「まずは聞いてくれ。質問は後で受け付ける。
いずれ、君はもう一つの秘密と対峙する。君が持つ違和感とは比べ物にならない程の強大な秘密。だが、どちらもほぼ誰も知らない。厳密に言えば強大な秘密の方は所持している者達がいるが。大きな秘密にしてみれば誰も知らないのと等しい人数だ。
秘密を通じて自分がどうあるべきか。自分とは何か。自分を決して見失わないで欲しい」

「......全然分からないんだが......」

「今は自分のアイデンティティを貫くべきだ。ではまた来る時が来た時に会おう」

「待てよ......!俺の秘密って何だ?」

「興味が無いと思っていたが......この場所に行ってみると良い。その時から、奇妙な人生は歩み始める。まあ君が歩き出さなくても奴等は君を突き止めるだろうが」

市古は夢から覚める。

「変な夢だったな......あ、早く練習しないと!」

そして市古は数週間後、オーナーに出会う。

「オーナーがどうして二軍球場に?」

大神おおがみ社長でやんすね……色々大変そうでやんす」

大神博之(おおがみひろゆき)
一見すると短気できつく友好的でない性格のように見えるが、気を許した相手には親しげで人がよい面を見せる。また、野球に対しては真剣な人物。
運動神経抜群なだけでなく、父親譲りの才覚、責任感が強く面倒見のいい性根の持ち主。
しかしこれが災いし、周囲の期待を振り切って自分勝手に生きる事がどうしてもできない。

「......まだ安心とは言い切れないな」

大神は選手の事を気にかけ、精神的にフォローをしていた。大神もまた嘗てプロ野球選手である。

同時に大神は信頼出来る部下と共にある調査をしていた。

数年前に世界を震撼させた魔球騒動である。

これはある一人の小学生を皮切りに世界中の人々が魔球(火・地・水・風・光・闇の属性から様々特殊能力を手に入れられる)を投げられるようになった騒動。

この騒動自体は魔球が投げられなくなった事で鎮火したが、ある一部の目撃情報では魔球がまだ投げられていると言う情報を得て大神は危惧していた。

と言うのも魔球騒動はジャジメントが引き起こした破滅、即ちカタストロフ計画の一つだったからである。ちなみに魔球は具現化の類に位置する。

「可能性の一つだけど、ドリームマシンによる具現化はまだ止まっていないと思うんだ」

ドリームマシンとは、具現化装置。これを使いジャジメントはカタストロフを実行しようとしていた。

「......ドリームマシン。社長、本当にそんなのがあるんですか?」

「...ボクも詳しい事は分からない。ボクは今まで裏社会の事は彼に任せすぎたからね......」

大神はピッチャーマウンドを見た後にその場を去る。

市古は夢について考える。

「あの夢って何だったんだ......?

この場所って......」

市古が夢で指示された場所はミルキー通りのあるアジトであった。

Re: ハッピーエンド・エージェント。オリキャラ募集中! ( No.2 )
日時: 2017/03/15 18:52
名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)

本編の方でも募集してます。

気楽に参加して頂けると幸いです。

世界観のイメージが付きやすいように本編を書き込みます。


市古は東 あずますぐると言う頭もルックスも性格も野球能力もよいという完璧人間と会う。だが二軍。

「東さん、初めまして市古です」

「市古......?随分珍しい苗字だね」

「あ、はい.....」

「まあナマーズは個性的なメンバーがほとんどだからすぐには馴染めないかもしれないけど頑張って」

「ありがとうございます!」

東 優。若い頃はどんな些細な事でもすぐに怪我をしていたが、現在は怪我をする事はない。チームに貢献したい為か怪我を恐れないプレイが目立つ。
成績は一軍のトップレベルだが二軍にいる理由は無理をさせ過ぎない為と言う一軍監督の意向らしい。ただ、それが逆効果となり東は現在一軍になろうとかなり無理をしている。

すると、メガネが市古を叱る。

「話す暇があるなら練習するでやんすよ、新人!」

「餅田さん...すみませんでした」

「ああ......オイラと似てるメガネでやんすね。引退した湯田さんが言ってた通りでやんす。オイラは具田幸太(ぐだ こうた)でやんす」

「......餅田さんじゃないんですか?」

「餅田もビックリしてたでやんす。まあ細かい事は気にしないで、それよりマヨネーズは好きでやんすか?」

「は?」

具田幸太。元大神ナマーズの選手。数年前に怪我で引退。現在は二軍コーチとして活躍。メガネ。

湯田浩一(ゆだこういち)。元大神ナマーズの選手。五年前に引退。メガネ。

市古は餅田の元へ行く。市古は具田について聞く。あまり時間を持たずに餅田は考え、嫌味な顔をして呟き始める。

「さっぱり訳が分からないでやんすよ!まあオイラが一番カッコイイと思うでやんすけど......」

「顔も同じですよ......口癖も」

「後、具田さんから完成されたプラモデルを買って来いとか言われて......」

「ああ、具田さんはマニアでやんすからね。オイラは興味無いでやんす。ガンダ—ロボとか......」

「いや餅田さんの趣味趣向については聞いてないんですけど......!」

市古はミルキー通りへ行く。

ミルキー通り。ナマーズ二軍球場の近くにある通り。開発が進められていたが現在は打ち止め。中途半端に工事されたビルが目立ち治安も少し悪い。マニアショップがある。

市古は夢で指定された場所に向かう。

崩壊したビルの中で一人の女性はスマートフォンを操りながら市古を見る。

「貴方はダレですか?」

「オレは市古。貴方は?後、話し方に違和感が」

「この場所は誰かの紹介では無いと来られないはずです。

ヒーロー達がこの場所を?と言う事は貴方はヒーローの新人?でもそういう情報は来てませんね。

つまり、貴方は私と取引、及び協力をしたい訳ですね。

何だかいつもと逆の立場な気がします......」

「いや、あの、ちょっと好奇心でたまたま......」

市古は嫌な予感を感じその場から逃げようとするが、二人の化け物が市古の目の前に現れる。

「お前、ミーナちゃんに何してるカニ!」

「カニ!?」

「此処でミーナ以外の人間と会うとはな......フ、フグ」

「フグ!?」

「フグ男。駄目だカニ。もっと怪人っぽくしないと駄目カニ」

「うるさいな。お前はやる気出しすぎなんだよ。口癖が無くても怪人としては成立するだろ......」

目の前に現れたのはカニのデザインをした全く怖くないきぐるみのようなキャラクターとフグのデザインをしたこれまた全く怖くないきぐるみのようなキャラクターが目の前で立ち塞ぐ。

カニとフグは市古を拘束。女性は質問する。

「どうしてここが分かったんです?」

「......信じてもらえないかもしれないが夢でこの場所を見たから。それよりこの化け物達は?」

「どんな良い訳だカニ!しかもオレ達の事を化け物呼ばわりだカニ!怪人よりも酷い悪党だカニ!」

「......ユメですか。具現化の一種かもしれません。それかオカルト......」

「こいつはきっとジャジメントの工作員だカニ!」

「ジャジメントは大神さんが立て直してます。世論は荒れてますが」

「お、オレはジャジメントが所有している大神ナマーズの選手だ。まだ二軍だけど」

「野球選手でカニか!?懐かしいカニ。昔はオレもバットを持って」

「手がハサミなのにバット、持てるんですか?」

「ハサミは取り外し可能カニ!」

女性は市古を解放する。

「身元を調べてみましたが貴方はただの野球選手の様です。ジャジメントの反乱分子かと思いましたが彼等は私に構う程余裕はありませんしね。

それに聞きたい事もありますし」

「あ、はい......良かった......」

「私は武内ミーナとモウします」

武内ミーナ。日本語を話す褐色の女性ジャーナリスト。

ジャーナリストとしては超一流で、世界各地で数々の有名スクープをモノにしている。インターネット上には彼女の活動を支援する団体まで存在する。
彼女にとってのジャーナリズムとはまさしく真実と正義を追究する事に尽き、純粋にこれを追い求める理想家である。
格闘技など、職業柄必要な最低限の各種技能は身につけているが、どれもその道のプロに敵う程ではない。
社会の為に命をすり減らすタイプ。

「オレはカニ怪人。カニ男って呼ぶカニ」

「フグ怪人。フグ男だ」

カニ怪人。フグ怪人。かつてこの地域でネオ・ワルクロ団と言う悪の軍団を結成していた悪者。ただし、彼等以上の本当の悪、ジャジメント等により影が薄くなりネオ・ワルクロ団は崩壊。
ただし、二人の言う悪は正義を貫こうとする者達に夢を与える事。
つまり、正義の証明に必要な悪と言う存在を誇りに思っている。
正義とのヤラセはちょっと妥協して必要悪を演じている。

「夢が指示した場所に彼女達がいたが......たしかにジャーナリストならオレの秘密を......でも、秘密の中に世界を動かす程の真実がなければ調べてくれないと思うのだが......」

「偶然とは言え、ナマーズの選手に会えたのは幸運です。

アポ取り等、面倒だったので」

「それで聞きたい事は?終わったら、返してくれるのか?」

「はい勿論です。
では......ナマーズの世論調査で、あまり良いと言えない結果が出ましたがどう思います?」

「ああ、まあジャジメントのせいで世界中が大混乱に陥りジャジメントショックって呼ばれる程の財政危機が起こりリストラや反乱デモが相次いで」

市古はナマーズについて武内に流す。

「それじゃ引き続き此処へ来て色々情報を教えて下さい。

その代わりに貴方の調べたい事を調べますので」

「そうか...」

市古と武内は連絡先を交換する。

市古はカニ怪人とフグ怪人に向かう。

「君達はどうしてここに?」

「ヒーローを通じてミーナちゃんにある人物の捜索を協力してるカニ」

「捜索?武内さんは探偵なのか?」

「違うな。ある人物が行方不明になった原因に裏社会が一枚噛んでるかもしれないからだ」

「それは誰なのかは....」

「教える理由は無いカニ!それにきっと知らないカニよ」

「まあオレもそんなに興味無いから、オレにも手伝える事があったら協力するよ」

「分かったカニ。さっきは無礼をして申し訳無かったカニ」

「怪人が謝るのか?」

「一般人には仏の様に正義の味方には鬼の様にがオレ達のポリシーだからな」

「そ、そうなのか....」

市古はアジトを後にしてビルに映し出された巨大液晶パネルで報道しているニュースを見る。

「ジャジメント日本支部、大神社長は会長不在の状態で会長代理を任命されました。経緯は他の海外支部の状況が苦しく支部自体の見通しも難しく唯一日本支部のみが安定を保っており会長代理に任命されました。ただし、これにより大神派と大神反対派の派閥に分かれると予測され、さらに大きな混乱の火種になる恐れがあります。

直、ジャジメントの経営は火星等の宇宙開発と野球チームのみに絞る模様」

「....大丈夫なのかよ、オレのチーム」



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