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再び遠くなる背中を見ながら、
茅「会ったことあったんだ...」
撫でてくれた手はとても温かくて優しかった。
そんな彼を忘れていた自分が何だかとても悪い人間に思えて早速叔父にメールをした。
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宛先:おじちゃん
Re:聞きたいことがある!
本文:私が小さい頃に仕事現場で親の付き添いに来てた男の子の名前、教えて?
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送ってすぐにスマホが音を立てた。
茅「篠原...刹葉.....ぁ」
画面の文字が頭に流れ込み茅は昔よく遊んでいた男の子を思い出す。
茅「なんで忘れてたんだろ...だって」
だって彼は私の初恋だったから。また出会えたことがとても嬉しく感じてきて、同時に自分の姿がとても恥ずかしかった。
茅「授業受けないと、また怒るかな？」
茅は自分の頭から生えている犬の耳を押さえながら教室へ向かった。