「またね、三月。」微笑んでそう言って三月に手を振った。帽子屋に黙ってついて行く。この人と二人きりってなんか嫌だな……と思うが、表情に出さない。「……ここってワンダーランドだから、ハートのクイーンっているの?」ひょっとしたら会えるのかな、と思いながら聞いてみる。
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