六花が鼻歌を合わせているのに気が付いて、仁奈はどうしようもなく不思議な気分になった。声が合わさり、混じり、ハーモニーを醸し出す。だがやめる気にもなれず、そのまま歌い続けていた。「待ち遠しいわ。早く出来ないかな〜」そう言ったとき、グルルルル〜と仁奈の腹の虫が鳴いた。
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