二次なりきり掲示板
- Re: ・All the world's a stage『 長文 』 ( No.1 )
- 日時: 2015/10/15 12:24
- 名前: 寝退 ◆HyWhrnhVWU (ID: CVGC9rYr)
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【 世界観 】
遠い昔、この世界では錬金術が栄えていた。錬金術であらゆる物質や道具を錬成し、更に誰しも一つ特別な能力を生み出す事が出来、錬金釜を使いその力を結晶化し何処でも使う事が出来た。人を癒やす能力もあれば災いとなる能力もあり、当然一部の錬金術師はその力を悪用しようと考え始めた。それを懸念した政府は錬金術師を一人残らず惨殺し、錬金術に関する書物や道具、錬金術そのものを世界から消し去った。
時は流れ現代。錬金術は物語や漫画、ゲームの中に出てくる架空の能力という認識でしかない。しかし唯一人、その能力を守り続けた錬金術師の末裔が居た。彼は三人の孤児を引き取り共に生活する中で、自分の子供であると同時に弟子としてその知識を叩き込んだ。
男はある日、錬金術の集大成である生命の結晶を錬成する事に成功する。命を与えるその石は万病を治し、使用者を不老不死にする事も可能であったが、彼はその結晶を使って綺麗な女性を模った人形に命を与えた。人間とも見紛うようなその美しい人形は、彼が幼い頃に亡くした母を想い錬成したものだった。
人形は命を得て一人の女性となった。彼女と共に生涯を終えたい、それが錬金術を極めたその男の最後の願いだった。しかしその願いが叶う事は無かった。
人形は男を殺し、生命の結晶から齎された彼の知識を用いて自分と同じように人間と見分けがつかない程に精巧な人形達を生み出した。
「さあ、お前達。私の為に舞いなさい」
彼女が生み出したその人形達には彼女の知識は引き継がれず錬金術を使用する事は出来なかったが、痛覚を持たず、驚異的な身体能力を持ち、大半の者が彼女と同じく「人間を滅ぼし、この世界を我々が支配する」という狂気を抱えていた。彼女は人形達から「マザー」と呼び慕われ、人形達は世界中へと散った。
一方、残された三人の子供達は力を合わせて強力な結晶を作り上げマザーを破壊すると、各々異なる思想を掲げながらも、男が遺した屋敷に行き場の無い孤児を迎え入れて三人で新たな錬金術師の育成を始めた。
「人形は全て破壊して世界を本来あるべき姿に戻す」
「人形達と和解して新たな世界を作り上げましょう」
「人形共を支配下に置いて世界を創り変えてみせる」
錬金術師として生まれ変わった子供達は皆同じ屋敷の中で生活しながらも自然と自分が従うべき相手を選び、錬金術の能力を使い人形達との抗争を繰り返しながら十五年の月日が経った。
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『 舞台 』
この物語の舞台となる世界は私達が生きる世界とは異なりますが、近代的で文明も発達しています。連絡手段や建物等、私達が生きる世界と殆ど変わりません。国や部族という概念は無く、一つの大きな国がそのまま世界になった、というような感じでイメージして頂ければと思います。
わざわざ違う世界を舞台にしたのは、髪色や目の色等、現実世界の常識に囚われずに楽しんで頂きたい部分もあり、現実世界のように国が多過ぎるとややこしくなってしまうと思ったからです。
スポットに関しましては、あまりにも特殊な場所でなければ基本的には自由です。宇宙ステーションとか月面とか色んな意味でアクティブ過ぎるシチュエーションはご遠慮下さい。
錬金術師や生きた人形の存在は信じられてはいませんが「人間では有り得ない動きをする殺戮者」としては世界各地で幾度か目撃されており、都市伝説のような扱いで噂が囁かれ、諸説あったものの最終的には「何かしらの呪いを掛けられた人形達なのではないか」という形で大々的に情報が広まった事が人形達の組織名へと繋がっています。しかしまだ本気で信じる人間は極一部で、信じていても彼等が人形では無くロボットだと思っている人なんかも居たりします。
武器の所持は構いませんが、後に追加される(かもしれない)政府機関等に属しているキャラクター以外は、この世界で一般人が所有できる範囲内の武器でお願いします。連絡ツールはスマホ等の描写で問題ありません。他にも疑問に思う事があればその都度お答えしますので気軽に質問して頂ければと思います。
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