二次なりきり掲示板
- Re: 【逆指名】 普通に暮らせぬ訳がある 【ギャグ・コメディ】 ( No.265 )
- 日時: 2015/11/20 17:32
- 名前: Q (ID: wWTbG7Lx)
静馬くんやおじいちゃんと同じ感じで家族っぽくなるようネーミングしてやってください。よろしくお願いします。あと…欲張りになってしまいますが、もし余裕があれば、千尋も描いて下さいませんか?
「うわぁ、こんなにいっぱい。美味しそう・・・」
千尋は目をキラキラさせながらお菓子を見つめる。特にチョコレートが好きだ。千尋はポテトチップスなどのスナック系よりも、チョコレートやクッキーなどの甘い系が好みである。大概のお菓子は見た目も綺麗なので、見ているだけでも楽しめるからだ。
「僕・・・みんなに知らせてくる・・・・・・」
もちろん、千尋が食べる訳ではない。せいぜい、お菓子の持つエネルギーを手をかざして吸い取るぐらいである。兄や三つ子に知らせて、大勢でワイワイ食べる方が楽しい。それに、これだけのお菓子を一人占めするわけにはいかない。お父さんが買ってきてくれたものは、みんなで山分けしないと。こう思えるようになったのは、死んでからである。千尋は元々、と言うか今もであるが、人と関わりを持つことが苦手な少年であった。プライベートでもいつも自分の部屋で過ごしていたし、自分から積極的に家族と関わるようなことはしなかった。大勢の家族と触れることによって、一旦死んだので吹っ切れたせいもあるが、千尋は固い殻から内面にある自分を少しずつであるが出すようになってきている。
「父さんなら、本当に祓えるかもしれないな。何をしているのかよくわからない節があるから」
父の冗談じみた発言に、一太郎はややあきれて真に受けたような答えを返す。父は・・・・・・何をして、大人数の一家を養っているのか、長男であるにも関わらずはっきりせず、もやもやしている。本職の神父業すら、まともにやっていないかもしれない。となると、裏稼業か?
そんな思考をする一太郎を見かねて、千尋は一太郎に手招きする。
「ほら、兄さんも、早く食べようよ」
「僕は甘いものを食べない」
一言で千尋の誘いを蹴る一太郎。一太郎はそのうち、新聞をとって読み出した。よく見られる光景である。
「そうなんだ…そういえば、そうだったね」
そう言って千尋は漂って行く。兄…おそらく静馬あたりから声をかけるのであろう。
「でも、祓うより洗った方が早い。面倒なのは分かるが、そっちの方が手間がかかるんじゃないか?」
ぬかに釘を打ったような反応に対して重箱の隅をつつくようなことを言う。静馬も父も、一太郎が必ず就職をしてやると言えば頑張れと言う。それは純粋に頑張れと言っているのであって、うんざりしているのではない…と思いたい。適当に流されていることに、気が付いてしまえばモチベーションに関わる。
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