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「………………」
俺はランタンを観察した。
あの銀片はランタンの岩石に突き刺さり、今も雄叫びをあげていて、それ故にあの鎌の餌食になるのかと思ったが、そうでもないらしい。
やはり、Aと認定して間違いは無かったと思ってしまう。

なんと、斧の刃はそのまま外側へと傷なく滑らせたのだ。
黒石か、氷のように滑らせる加工をしたのか。知能は働いているらしいな。
夢想の力では、簡単に奴を倒すのは困難だな、ならば動くしかない。

「吠えろ、【ナギ】。……………少し下がれ、夢想…………こいつの餌にされたく無かったらな」

すると彼は一気に薙刀を振る。するとランタンの黒石になった岩石に大きな空洞が出来たと同時に、100メートル程吹っ飛ばされた。
また、空洞はランタンの後ろの建物にもぽっかり入ってしまう。

これが、衝撃波である。



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『ガァァァァァァァァァァァ！』
するとリーダー格そうなドーベルマンが今度は泥液では無く破壊力ある光線を口から放ち出した。
仲間がおびき寄せている合間に溜め込んでいたらしい。