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>>147
【ありがとうございます！】

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【宿屋への道の途中/エリック・モーガン】


　演奏会が終わり、宿屋へ向かう道。
　凄く楽しかった演奏会の次に、凄く楽しい打ち上げ——いや、検討会。未成年で酒は飲めないが、酔った人と話すことは、なんだか別人と話しているみたいで、楽しい。それを嫌がる人も多いが……。

　例えば、前を歩くエマ＝ホワイト。同じビヨーン、もといヴィオラ担当。未成年だ、と言って。僕みたいな未成年が居るからと言って、他の場所にしようと進言してくれる彼女は真面目なのだろう。

　さて。僕みたいな奴は1人で歩いている人を見ると話しかけたくなる質だ。賑やか大好き、騒がしさバッチコイ。

　というわけで、空を見上げている彼女に絡みに行くことにした。

「おーい、エマさん！　奇遇だね！」

　と、ぱたぱたと走りながら彼女に話しかける。さっきまで同じ場所で演奏会をしていたんだから、奇遇も何も無いのだが。