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二次なりきり掲示板
- Re: 『 ブレーメンズ ・ オーケストラ 』【始動】 ( No.166 )
- 日時: 2016/05/03 17:50
- 名前: フレア (ID: w8qbVVkg)
【宿屋に向かう道の途中/アネモイ=カデンツ】
「それはそうなのだろうが...やはりうちは嫌じゃよ。」
頭を撫でる手の感触を楽しみながら、目を細めれば少し不満そうにそう言って唇を尖らせる。撫でられたりするのは好きだが、やはり子供扱いされているようで少し不服だ。とはいえ言ってしまえば二度とやってもらえそうにないので、これは自分の心の中だけに留めておくことにした。
吹き抜ける風に揺らされる髪は、きちんと手入れをされているため絡まることは早々ない。とはいえ、その手入れをするのはアネモイではなく兄の方なのだけれど。
そういった身だしなみに無頓着な彼女は、初めの頃は踊りの子の衣装のまま生活していた。言ってしまえば目のやり場に困るし無防備すぎるその服装は、すぐさま団員によって禁止されて今に至る。
「んー...全体的に、じゃろうか。うち自身よく分かっとらんが、ハンスさんの傍に居てインスピレーションを感じることは多いぞ?」
頭に疑問符を浮かべながら答えれば、コートの袖をパタパタと動かしてへらりと笑う。年よりも幾つか下に見えるその笑みや動作だけを見れば、体だけ成長している幼女のようなものであろう。いや、自由奔放な性格を考えれば中身もそうなのかもしれない。
「ククッ、寝たら責任を持って起こしてやろう。流石にうちの腕力じゃ、お主を運ぶのはキツイものがあるからな。」
ハンスの横を歩きながら言えば、楽しそうに軽く口笛を吹いた。
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