>>179「…失礼いたします」上様の返事が聞こえるなり襖を開けて深々と頭を下げた。「……本日は私を正室に迎え入れてもらい感謝しております」>>180「……いえ、ただ、上様のおそばにいられるだけで、私はいいんですよ」頬に添えられた手をそっと握って微笑んだ。
スポンサード リンク