>>654「……」あの日から政務の始まる前と終わった後の一日二回のお見舞いにいくことが日課となった。見舞いといっても何をするでもなく、ただしばらくの間手を握っているだけだ。夜も将軍としての役目を果たさなくてはと思うものの、気分が悪いという理由で燕が送ろうとする男たちを断ることが数日続いていた。
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