二次なりきり掲示板

Re: 『 龍桜戦記 』〈 長文以上中文未満 / イベント中 〉 ( No.101 )
日時: 2016/08/07 08:16
名前: 朧月 (ID: 74mf9YND)

>>100 お絡みありがとうございますっ。可愛らしい弟と絡めて嬉しい限りです。

【 龍ノ宮 撫子 / 龍ノ国 】

不意に近づいた音と気配、現実に引き戻された撫子は、視線を少し下ろして声をかけてきた人物__自慢の弟である丹に視線を向けた。
面を少しずらして顔を見せ、気を使ってか呼び方を変える弟はやはり愛らしい。そんな愛らしさに頬を緩めるも、面を被っていたためその表情が丹の目に映ることは無かった。 一度息を吐いて表情をいつものものへと変え、自分も同じように面を少しだけずらして顔を見せる。丹と目が合った瞬間、撫子はまた頬を緩めたのだが本人はそれに気づいていない。

「人違いやあらへんよ、丹。」

クスリと微笑を一つ、ゆったりと持ち上げた手で丹の頭を優しく撫でれば、通行人たちに気づかれないうちにお面をかぶり直した。別にバレても構いはしないのだが、万が一の時のためにもなるべく身バレは避けるのようにと言われている。まぁ、自分たちのような立場の人間であればそれは最善であり当たり前でもあるだろう。あのような事が起きたのに、自分たちも祭りを楽しんでいると知られたらよく思わない輩も沢山いる。

可愛い弟の頼みを聞けば、「物好きやなぁ」と心中で呟いた。姉とはいえど、こんな自分と一緒に回っても何も楽しくないと思うのだけど。しかし期待するような声と表情の丹の頼みを無下にできるほど、自分は弟や妹たちに冷たくはないと思う。

「ええよ、一緒に回ろうか。可愛い弟の頼みやし、何よりあてが一人やったら暇やからなぁ。」

お仕事は後回し、今はこちらが最優先事項でる。 少しでも丹が立場やらの重みを忘れ、この祭りを楽しめるように頑張ろう。心のケアも姉の大事な仕事だし、何よりも可愛い弟が病んで伏せてしまうのは避けたい未来だ。いつでも明るく笑っている姿を見るのが、「生きていて良かった」と思える瞬間なのだから。