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>>36
森羅「…」
つまんない人間？一体どういう事だと考えるが、よくわからない。
やはりあの弟は不思議だと思いながら読書をし始めた。

誠一郎「…」
そんなことがあったなんて知らずにインターホンを押す。


>>37
森羅「…いや、別になんでもないんだけど…」
気付かれたと思わず焦って顔をそむける。
ここはお茶に誘いたいけど…僕と彼女の接点はただの同級生ということしかなくて話題もほとんどない。


>>38
義照「…調子のいい奴」
ふっと笑ってそうつぶやくように言うと、「手、洗ってこいよ。その間に用意しておくから」と促して。


>>39
義照「…？」
俺の名前を俺が知らない奴の口から出て驚く。
首をかしげて面識がないと思っているだけでどこかで会っているかもしれない彼をじっと見つめて思いだそうと頑張る。


>>40
森羅「…それは僕もわかってるけど…、分かっていても、だめだと言われるほど気持ちが昂るのは人間の悪いところだよね」
頷きながらそういって苦笑いする。

「とにかく教師と生徒という関係は省いて僕の気持ち、少しくらい考えてくれないかな…？」