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世界観の説明

何年後なのか、何百年後なのか、何千年後なのか。
とにかく、未来の地球。
そんな世界は、空──宇宙に移り変わっていた。
地球は破滅してしまった。
───と、思われている。
地球は火星に移り住むでも、月に移り住むでもなく、新しい地球を作り出した。
地球には、破滅する三年前に『誠意理性消失感染菌』というなぞのウイスル感染病が発生して、たくさんの死者が出た。
何せ、空気感染、接触感染、など、どんなことでも、感染者の近くにいれば感染してしまうのだから。
でも、生き残ったものたちは『新しい地球』を作り出した。
そして、そこに移り住んだ…………はいいものの、移り住めずに生き残っているものも未だ、地球にいる。
そして、死んだとされたものたちは、理性を失った人間───化け物となり、生者を襲っていた。
それと時を同じくして、新しい地球にも新しい感染病ができた。その名も『戦士生態完成感染症』といい、生まれたときからその感染症のものいる。
その感染症とは、通称戦完症といい、戦完症は、化け物に反逆できる人間としての機能が揃っていた。
しかし、感染率が低く、生まれたときになるか、子供のときになるか。
大人はなれなかった。
そして、人々は悲しい決断をした
『戦完症の子供たちを地球で戦わせよう』
と。
それがこのせかいのものがたりのはじまりである、