二次なりきり掲示板

Re: 【募集中・開幕】− TWILIGHT−『オリジナル中文』 ( No.27 )
日時: 2016/05/05 23:58
名前: ちゃんてぃこ (ID: laYt1Tl.)
参照: http://自キャラ2人とも腹を空かせている謎…

『アルメリア・イングリス / 十一区』

熱気に包まれた街に潮風が混ざり、一層不快感の増すこの街は少々苦手だった。いや、暑いのが苦手な自分にとって夏域はそもそも適していないのだろう。材料調達のためとはいえこの街には暫く足を運ばないようにしたいくらいだった。かつて夏域で過ごしていた自分を褒めてやりたい。
辺りは薄暗くなり時刻で言えば20時。昼に比べれば賑わいも薄れてきたが、それでもまだ人々の興奮は冷めやらぬ様子だった。街灯も爛々と輝いており、光を灯している者の苦労が忍ばれる。

腕に抱えた紙袋がカサっと風に煽られる。既に材料調達は済んでいるのだが、今から四区へ戻るというのはなかなか面倒だった。こちらは明るくとも、王都を越えたその先へ進むにつれてみるみる内に暗くなるのだ。その辺りまで行くと今の時間、移動手段は一つも無いだろう。つまり歩くしかない。そんな無謀なことをするよりも出発は明日に回し、今日は宿をとって一泊するのが懸命だろう。朝になれば列車が動くのだから。
そう思うが、滅多に訪れない十一区のどこに宿があるかなど知りもしない。そのため地道に歩いて宿を探すしかないのだが、ようやく辿りついたかと思えばどこも満室で現在三連敗中であった。

(こうなれば野宿でも……。いや、十一区で野宿なんて格好の獲物だ。金を奪われる所か材料も持っていかれる。)

どうにか探さねば最悪歩いて帰る選択を選ばざるを得ない。それだけは勘弁願いたかった。

「……ああ、そういえば夕飯を食い損ねていたか。」

先程から感じていた違和感に答えるかのように腹の虫が小さく声を上げる。いい加減宿探しも疲れてきた、休憩を兼ねてどこかで食事を摂ろうと辺りを歩き始めた。



【アルメリアの絡み文です。どなたか相手をして下さると喜びます…!】

>>26
了解です、把握いたしました。