二次なりきり掲示板
- − TWILIGHT− ( No.35 )
- 日時: 2016/05/17 00:07
- 名前: 紋白蝶 (ID: zflF3NFd)
『デニス・フライリヒラート/ 十一区』
ねっとりとした夏の空気に身を茹で上げられてしまいそうなこの天候、冬域生まれのデニスは初めて夏域に足を踏み入れた当初、異常気象ではないのかと思ったくらいだった。さらには住む者皆やたらに騒々しいのが大好きなお祭り連中で、沈静することを知りもしないと言った様子なのだ。一区に住んでいた頃も夏域の話は耳にしていたものの、実際に来てみれば此処で暮らすことの過酷さときたら、噂以上のものだった。十一区はよそ者の身体を気温で、太陽で、人の熱気で三方向から同時に蒸し殺/しにかかるのだ。
しかし慣れとは恐ろしいもので、此処で1年2年と過ごして行けば一区で或る程度完成したはずのデニスの身体はそれに打ちのめされることも無く、炎天下の下を時には長袖で過ごすくらいにこの場所に順応している。猛暑など此処では日常、騒動も日常と、彼の脳には焼き付けられてしまったのだ。
買い物袋を肩から下げてデニスはこの煩い街を一人無口に歩いていた。彼の勤める自動車工場にも休憩時間は存在する。それ故昼餉の買い出しを頼まれたデニスは面倒くさがりでこまごまとしたお使いを嫌がるくせに、同僚に小言を言われるのが嫌で割とすぐに行動するのだった。しかし。
「……」
右を向いても左を向いても、12時から半額セールのスーパーなんて見当たらないのだが。手元の手書き地図を見つめ、また現実を見つめを繰り返したところで、それらしき文字は見当たらない。いつもの独り言を漏らしてデニスは人々の行く道の端にどかりと座り込むと、何と休憩を始めたのだった。
ちゃんてぃこ様>>
【承認有難うございます! いえいえ、こちらも未熟な点が目立つばかりでお恥ずかしい限りですが! 宜しくお願い致します。】
【参加者の皆様、初めまして。紋白蝶と申します。よろしければどなたか手空きの方がいらっしゃったら、お相手していただけると嬉しいです。それか既に投下されている方でお相手待ちの方がいらっしゃればもう一人で絡みに行きたく思っておりますが、どなたかいらっしゃいますでしょうか??】
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