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>>40

なんと素敵な子が…！ありがとうございます、生徒キャラがそろそろ欲しいかなと思っておりましたので、とても心が踊ります（
不備等ありませんので、このまま登録させて頂きますね。




>>41

『アルメリア・イングリス / 十一区』

アルメリアは素直に驚いた。
自分で行くと言ってしまった以上、相当のことがなければ断る気は無かった。さぞ騒がしい場所へ連れて行かれるんだろうと勝手に思っていたが、思わぬ気遣いに感心する。
男の言った条件的には何も言うことは無いため、自身の先を歩く浴衣の裾を追う。微かな風に揺られる浴衣を見て、何とも歩きにくそうな装いだと風情もへったくれも無いことを思った。

追って入った店内は熱から解放され、外の騒ぎが嘘のように静かであった。それでも息苦しさはなく、一息つけそうな雰囲気で好印象を持つ。

「十一区にもこんな店があるんだな。」

聞きようによっては失礼にあたるが無意識に口から出てしまったのだ、仕方ない。謎の弁解をひっそりした後、案内された席へ着く。抱えていた荷物を足元へ下ろし、机に片肘を置く。流石に歩き通しは堪えたのか、座った途端に疲れがどっと来た。それでも眠気が来なかったのは幸いである。ここで眠気に襲われればそのまま即落ちてしまう自信がアルメリアにはあった。元々運動を日常的にしないため体力も平均並みであろう。これでも頑張った方なのだ。
しかし、これから四区へ帰る事を考えると更に気が重くなる。
メニュー表を手に取り、取り敢えず美味いものを、とざっと目を通した。