二次なりきり掲示板

Re: 【中・長文推奨】Survivors ( No.3 )
日時: 2016/05/02 23:20
名前: 間宵蛾 ◆d.b5UMeNLA (ID: jhXfiZTU)

【舞台設定】
「四方津市」よもつし
 関東地方某県に位置する地方都市。
 東側は太平洋に面しており、海沿いの地域で発達した水産業と西部で行われている農業が主要産業。
 人口約8万人で、東部の市街地に約6万人が集中する。
 東部の四方津地区は活気のある市街地が広がり、逆に西部の平坂(ひらさか)地区、根底(ねぞこ)地区は長閑な農地が広がっている。
 また、市外からも患者を受け入れる、ハイレベルの四方津中央病院があるなど、医療の街としての側面も持つ。
 一方で工業化は少々遅れており、少数の紡績工場や医療関連企業が進出するに止まっている。
 電力は主に西部の平坂ダムで行われる水力発電と、東部の海辺に設置された四方津火力発電所で賄われている。
 その他、根底地区に変電所が存在。
 犯罪発生率はそこまで高くなく、四方津警察署が四方津地区に、平坂地区と根底地区にそれぞれ交番と駐在所が設置されている。
 消防も四方津市消防本部の四方津消防署を中心に、平坂分署、根底分署が存在するが、平坂地区と根底地区は消防吏員不足の為、地元の消防団が実質主力を担う。
 四方津地区と根底地区の境目のような場所に陸上自衛隊四方津駐屯地があり、後方支援隊隷下の普通科中隊等が駐屯。
 四方津火力発電所、平坂ダム、根底変電所等を重要施設として指定している。

「県立四方津高等学校」
 四方津地区近郊にある、全日制総合学科の高校。
 市内で唯一の公立高校で、生徒も殆どが市内の出身在住者。
 やや自由な校風で、近年は風紀の悪化に伴い、風紀委員会も設置されたが、思うような効果は上がっていない。
 地元でも丑光学園生と比べられて、生徒達の間ではやや劣等感にも似た雰囲気があるとされる。
 野球の強豪校だが、県内のライバル校に毎年のように負けて甲子園出場を逃している。
 その他、新聞部が2週間に一度発行している四方津高校新聞は学校新聞コンクールで何度か優秀賞を受賞している。
 校舎は4階建ての教室棟と3階建ての特別教室棟で構成され、各学年6組まで存在。
 制服は深緑のブレザーで、ネクタイ(女子はリボン)の色も深緑。深緑はスクールカラー。

「私立丑光学園」うしみつがくえん
 四方津地区と平坂地区の境目に位置する、中高一貫校。
 規律に厳しく生徒全体の統率力が高い傾向にあり、全体的に保守的で団結を重んじる思考が根強い。
 また、主に高等部で、他校に対する特有の見下しからくる排他性がある。
 その一方で成績が優秀でない生徒に対する陰湿ないじめ等の問題が学校側から黙認されている面もある。
 各々の問題は表面化していない上に礼儀正しく学校に誇りを持っている節がある為、地元では優等生集団とされている。
 吹奏楽部は毎年全国コンクールで金賞を取る強豪。
 校舎は4階建ての高等教室棟と中等教室棟、特別教室等、2階建ての教務棟で構成され、各学年5組まで存在。
 制服は濃紺にダブルタイプのネイビーブレザーで、ネクタイの色も濃紺。海自の冬服に似ている為、「士官服」と俗称される。
 中等部の制服は男子は黒の学生服(夏場は上着を脱いで良い)、女子は黒のセーラー服(夏場は白)。


【用語】
「狂暴症」
 正式名称は「ウィルス性狂暴化感染症」だが、基本的には単純に「狂暴症」と呼ばれる。
 感染者の体液が血液中に入った場合に感染し、血液に混ざらなければ例え感染者の血を飲んだとしても感染はしない。
 感染すると早くて15分、遅くても20時間以内には脳が侵され、狂暴化して人に襲いかかるようになる。
 また、負傷や病身、虚弱等で抵抗力が弱まっていると数分、場合によっては数秒で発症する。
 人間以外は発症せず、疾病者も人間以外の生物を襲おうとはしない。
 疾病者は肌が変色し、死人のような姿だが、生物的にはまだ「生きて」いる為、通常の人間と同じ手段で死ぬ。
 ただし、痛覚等はなく、恐怖等といった「感情」もない為、致命傷を負っても動き続けることが多い。
 脳や中枢神経の破壊、高圧電流による感電、毒ガス等が有効である他、餓死もあり得る。
 当然ながら大口径の火器による射撃や砲撃、爆発等も有効である。火は燃え尽きるまでに時間がかかる。
 思考能力と視力は著しく下がり、また嗅覚も殆ど利いていないので、音に敏感に反応する。
 発症直後は走るなどの活発な行動が可能だが、発症してから約1時間程で歩くのもやっとなレベルにまで鈍る。
 疾病者は基本的に人間を「食べる」ことではなく、新たな感染者を「増やす」ことを目的に行動していると思われる。
 感染した場合の治療法は今のところ存在しない。
 尚、最初は新種の狂犬病だとされていたが、狂犬病とはほぼ無関係。