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初菜「カラダ探しってなに……誰か知ってる？カラダ探しのこと」


ジュン、亜守奈さん、入ってもいいよ！
これで、カラダ探しのメンバーが揃いました。

ありがとう！あと、凜太郎さんの字違うよー

真心「な、なんですかそれ……？」

初菜「…………もうこの話やめよう？怖くなっちゃった…」

ちらっと葵を見てから、そう言う。

真心「で、すね……？」
このままでいいのか疑心暗鬼

春也「多分、伝説の宝を探すんだよ。その名も『カラダ』」

その日の夜

初菜「あ……もう12時近い……」今の時間は11時59分。

初菜「もう寝よう…」

部屋の電気を消そうとした。
その時だった。

ヒュゥゥ………

あたりは学校の生徒玄関の外。
周りには、葵に頼まれた人…凛音・章介・春也・真心・柚澄がいる。

初菜「ここ……学校っ！？」

春也「この感覚・・・・・・この情景・・・・・・つまりこれはあれだな。瞬間移動」
自分の手と周りを見ながら自信満々な様子で

夢かと思い頬をつねってみるも、痛みを感じるため現実だと認識する。

「夢……じゃなさそうだね。瞬間移動とか非現実的な気がするけど」

真心「何で自信満々なんですか」

初菜「これって………まさか」

ぞっとする初菜。

初菜「本当にカラダ探しを……？」

すると、《ゴゴォ………》と、ドアが開いた。

初菜「…………外寒いし、私、入ってみる」

春也「なぜかって？理由はない！(キリッ)」

真心「わ、わかりました…」
　　「…」

章介「オレも、入る。っていうか、中暗すぎ……」

春也「外もだけど中も暗くね？誰か懐中電灯とかロウソクとかねえの？」

真心「スマホのライトならありますけど…」

春也「こういうのってホラゲーとかだと急に充電切れたりするよな。しかも見事に全員のが使えなかったり」

【僕が前にプレイした奴では、スマホの光は心許ないって言ってたな】

真心「(確認)」
　　「使えますし、充電バッチリです」

春也「懐中電灯機能とか入ってる？画面の光って実際１ｍ先も照らせないよ」

【作者暗い部屋でスマホしてるから☆】

真心「入ってます」

春也「よし。それじゃあ行こう！」
あくまで人任せ。だってスマホは先日トイレに落としてお亡くなりになったから☆

真心「行きますよ」

ガチャ
入る

春也「うーわ。夜の学校って雰囲気あるなぁー。すげぇー。じゃあ理科室から行こうぜ」
※理由、動く人体模型を見たいから。

真心「分かりましたよ…」
照らしながら着いていく

初菜「…………あっ」

全員が中に入ると、ドアが閉まった。
押しても、ビクともしない。（初菜も充電バッチリ）
すると、
《ザザーッ、トントン……》

『赤い人が生徒玄関に現れました。皆さん、気をつけてください』

放送がなった。

初菜「生徒玄関って…………ここだよね？」青ざめながら歯をくいしばる。

章介「はっ、早いうちに理科室に行こう。生産棟の２Fだよな？」

春也「あの放送って幽霊がしてるのかな」

真心「え、私たち以外誰も……」

すると、

初菜「…………ねぇ。近くで歌が聞こえるよ」小声

真心「・・・スルーでいきましょう」

春也「うわぁまた不気味な歌から始まったよ〜。デ○ズニーのパクリじゃんかよ〜」

章介「あぁ。あっ、理科室だ、ここ」

ケータイのライトを理科室の扉に向ける。

真心「おいやめろ」

容赦ないツッコミ

初菜「春也のおかげで不安なのは変わらないけど、緊張が消えた……」

そう言いながら、理科室のドアを開ける。

初菜「二手に分かれて探そ。3人ずつ」

春也「はい死亡フラグ。それどっちか絶対死ぬからな」

『生産棟1階に赤い人が現れました。皆さん気をつけてください』

初菜「春也、後ろっっ！！」

真心「は、春也…！」

【これ振り返ったらダメなんだよな？ｗ】

春也「ここで振り返ったら死ぬ気がするの俺だけ？」

真心「ホラーで一番ベタなパターンですね」←

春也「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」

真心「あっそ」←

春也「ショボーン(´・ω・｀)」
　　「とりあえず何か左胸ポケットに固いものを入れておく」
生存フラグ立てるため

真心「私たちまだ高2ですからね」

ガシッ（春也の背中にしがみつく）

赤い人「あ〜かいふ〜くをくださいな〜」不気味な声で

初菜「いっ、いやぁ……っ」


【赤い人を見ていなかったら、振り返ってもいい。見たら、振り返ってはダメ。振り返ったら、殺される。
　でも、全員が死んでしまったら、朝になる。葵に頼まれた日の朝に。
　“カラダ探しは、死んでも死ねない”。体を全部探し終えるまで、今日を繰り返す】

章介「みんな、逃げろ！春也も赤い人を引き剥がせっ！」

春也「えっと〜。服屋ならこの学校を出て町に行けばありますよ。離してくれれば上着の下に赤いシャツ着てるのであげられますが？」

真心「っ…は、春也…」
目を瞑り

春也「ねぇ、この人甘えん坊なだけだよ。多分」

や、優しい・・・・・・！

初菜「春也！赤い人が歌を唄い終わったら、殺されちゃうよっ!!!」

赤い人「し〜ろいふ〜くもあかくする〜

　　　まっかにまっかにそめあげて〜
　　　お顔もお手てもまっかっか〜〜

　　　どうしてどうしてあかくする〜
　　　どうしてどうしてあかくなる〜

　　　あかがつまったそのせなか〜〜
　　　わたしはつかんであかをだす〜〜　　」

初菜「春也ぁっ」

真心「・・・は？」

あれ？私が知ってる凜太郎さんと真逆の性格だなぁ〜((

春也くん。「赤い人の顔」親記事に載せてるから見てみたらっ！？
甘えんぼさんに見えるかなぁ……。

春也「あ、死ぬのはごめんだわ」
ドンッ←

僕に優しさを足して変態を引けば春也君になります

真心「何か凄い！」

そんな近いもんじゃないでしょ…(

初菜「早くっ！逃げるよっっ!!」

ダダダダダッ
後ろからは赤い人が追いかけてくる。

赤い人「キャハハハハハハハハハハッッ」

ペタペタペタペタペタペタペタペタッッ

春也「ていうか俺白い服着てないけど」

多分同じ状況になったら僕春也君と同じ発言してたと思うわｗｗｗ
その代り赤い人に飛びつかれたら悲鳴上げて逃げる←

真心「早く！！」
必死に走る

凜太郎さん、そんな単純な人だったのかよ((

ガバッ←赤い人に捕まる。
章介「うわぁぁ！はなせっ、はなれろぉぉ！！」

真心「しょ、章介…！？」　

春也「ねぇねぇ皆。章介捕まったっぽいけどどうする？」

割と僕単純よ？ｗｗｗ
スマホは水没していないけどなっ☆

真心「ど、どうするって……」

私にだけドSなのか…！？いや、もう通り越してるな

初菜「章介！引き離さなきゃっ……」

赤い人の歌はおわりにちかい。

赤い人「……がつまったそのせなか〜　わたしはつかんであかをだす〜」


【まっかなふくになりたいな〜って言ったら殺されます】

春也「１、見捨てる。２、とりあえず赤い人にスマホを投げつける。３、ラリアットを食らわせる。三つの内どれにしますか？」
謎の選択式

赤い人「まっかなふくになりたいな〜」歌が終わった

章介、赤い人に殺される。
章介「あぎゃっ……」

【今から塾に行ってくるので、殺しちゃいましたっ！すみません】

真心「章介……」
　　「何ですか、その選択肢は」

目の前で章介が殺される。

赤い人「アァァ……」ニヤ…

初菜「ひぃっ……い、いやぁっ」

真心「章介…！！」

春也「じゃあ章介が死んだので新たな選択肢な。１、章介の仇を取るために皆で立ち向かう。２、とりあえず走って逃げる。３、諦めて謎の生物に身を委ねる」

真心「・・・楽しんでます？」

春也「ＮＯ」

初菜「にっ、逃げようっ！」

春也たちの手をつかんで無我夢中に走る。
初菜の特技は、足が速いことと体力があること。

あっという間に、三階の西棟教室に逃げ込んだ。
赤い人はいない。
初菜「誰かが振り向いたら、その人は殺されちゃう。絶対に振り向かないでっ！

真心「分かりました…っはぁ、はぁ……」

『ザザ…………赤い人が、東棟三階に現れました。皆さん気をつけてください』

初菜「…………っ！みんな、しゃがんで！」

バッ！

春也「足音が聴こえる・・・・・・」

足音「パニュッ、パニュッ」

真心「…」
そのまま三角座り、顔を埋めて壁に背中を合わせる

初菜「東棟からここ、西棟に来たのかも……みんな、しっ、静かにしよう…っ」

初菜、震える。
強がっているが、本当はすごく怖い。

赤い人「…………あ〜かいふ〜くをくださいな……」

ペタ、ペタ、ペタ……

赤い人は、階段を降りて二階に行った。

真心「(よし…)」

春也「(どうしたものか・・・)」
小声で

初菜「今のうちに、体を探そう！」

【体は、顔、右腕、左腕、腰、左胸、右胸、右足、左足と８つに分かれている。初菜たちはまだ知らない】

春也「そういえば、これって・・・・・・」
床には真っ赤な血が・・・・・・
「トマトジュース・・・・・・？」
キリッ←

真心「んなわけないでしょ」

初菜「あっ、カラダ！体を見つけたよ！」

見つけたのは、右足。

初菜「キレイな切り口……それに、血も内臓も飛び出てこない……」

真心「っ…(目を背ける)いや、待ってください。足ですよ？足に内臓はないです」

春也「足には筋肉と骨と愛と希望しかないぞ」

初菜「あ、そうか。じゃ、筋肉の方があってるかな……それより、この足、どうすればいいんだろ」

右足を肩にかつぐ←

春也「どっかにビニール袋があれば入れれるんだけどな」

真心「何か色々おかしい…！」

『ザザザ……ッ　赤い人が工業棟2階に現れました。皆さん気をつけてください』

初菜「とりあえず、1階に行こう。 」

春也「あ、ゴミ箱にセットされてる袋とかは？たしか今日変えたばかりだかた、ゴミもほとんど入ってないハズだし」

初菜「いや、体力には自信あるから、大丈夫！」

真心「そういう問題じゃなくて」

初菜「早いうちに一階に行こう。もしかしたら置くところがあるかも。生徒玄関とか、ホールとか！」

そう言って廊下に出る。

春也「体のパーツがどれだけあるかは知らないけど、全部持ちきれないと思うぞ」

真心「(はぁ…)」
着いていく

1階

初菜「あっ……あそこ。ホールに棺桶がある」

ホールに入る。

初菜「人の形になってる。ここに入れるのか、な？」

春也「ていうか、よく人の右足直接持てるよな・・・・・・」

真心「ほんとですよね……」

春也「しかも、まるでわざとらしく置かれた棺桶見て何も疑わないとか大丈夫なわけ？罠とかの可能性考えるだろ普通。アイツの危機管理能力どうなってんだよ」

真心「小学生くらいなんでしょう…」←

初菜「とりあえず入れよっ！……えいっ」

ポイッ、ドスン

棺桶に投げて入れる初菜。

真心「えぇ..やっちゃった…」

春也「爆発するぞ！」←

真心「スルーしていいですか」

すると、

『赤い人が、ホールに現れました。皆さん気をつけてください』

初菜「…………ここ！？」

みんなの後ろには赤い人。真心にしがみつく。みんなは振り返れない。

赤い人「あ〜かいふ〜くをくださいな〜」

春也「真心！とりあえず、振り払って、逃げろ！」

真心「…!?」
　　「スタンガンでも持っときゃな…」←

赤い人「し〜ろいふ〜くをあかくする〜」

初菜「はっ、離れてよ、このっ！」

赤い人はウサギのぬいぐるみを持って行動している。
初菜はぬいぐるみを取り上げる。

初菜「えぃっ！」

すると、
赤い人「アァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ！！！」怒る

すると、しがみついていた真心の心臓を素手で貫き、初菜、春也という順番で真心と同様、心臓を貫かれる。
そのまま、1日目が終わった。