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【>>13 制限はありません〜】

レフ「おや、鈴詩さん」

生徒に声をかけられて、ゆっくりと振り向く。
レフは、茶色の分厚い本を、両腕で本を抱きかかえるている。
少し周りを見渡すと、沙也を見つける。
いつも通り、この人物・・・いや、この吸血鬼がとても強そうには見えない。


鈴「ええ、そうなんですよねー。
体育の授業だけじゃあ、力を思う存分振るえないですし」

黒い革で出来た回る椅子で、くるくると周りながら、背もたれに完全にもたれながら報告書を見ながらそう答える。

鈴「ああ、器物破損ですか・・・。
ならば、やっぱ外のグラウンドでした方が良いですかねぇ」

それを聞いた後、呟くと立ち上がり窓から外のグラウンドを覗き込む・・・。
放課後のグラウンドには誰もいなくて、その場ではしぃんと静まり返っている。