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【此方こそ有難うございます(*´▽｀*)では、絡み文を置いておきますね】


【瀬波観月】

街から少し離れたところにある大きな森に彼の姿はあった。変装用のフード付きのコートを羽織り眼鏡を掛け人目を避けるように森の中を歩く。こんなところで人に遭遇するとは思わないが念のためだ。

「今日暇だな」

そんな事を呟き独りごちる。そもそも今日は街に用があったのに今日に限って護衛者が多くて一先ずは買いに行くのは辞めたのだ。不毛な戦闘なんてしたくないし、そもそも無駄な体力を消耗したくないのだ。そのため今暇つぶしに森に来てみたのだがそれもそれで暇だった。やっぱりアジトに帰れば良かったかなと思いつつどんどん森の中に進む。


「ここでいっか」

コートを脱ぎその辺の木にぶら下げておく。もう一度周りに人がいないことを確認すれば変装を解き剣を構えた。精神を統一させ木に向かって剣を振り上げた。何発か気に向かって剣を突き刺せば大きな音を立てて木は倒れていく。その場面を見送ってからまた次の木へと移動した。