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二次なりきり掲示板
- Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.45 )
- 日時: 2016/07/26 13:09
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://文の書き方考え中。文章雑ですいません。今から出かけますので、返信遅れます。
>>44
【瀬波観月】
「そうかもしれない。でも何があろうとも俺たち殺し屋はやってはいけないことをしているのも事実だ。人には言えないことに手を染めていようともそんな簡単に命を奪っていいはずがない。今となってはなんでこの職を選んだのか、って君と話して思ったよ。でも、後悔はしていない」
最後に述べた言葉は観月の本心だったのかもしれない。あの時、あの場面でこの職を選択したのは自分である。でも、違う道を選んでいたのならどうしていたのだろうか。もしかしたらこんな思いをしなくて良かったのかもしれない。目の前にいる相手と戦わずに済んだのかもしれない。もし、もし、そう考えれば考えるほど胸が締め付けられる想いが広がった。この職業柄こんな思いをましてや目の前にいる相手に打ち明けるなんてことはしてはいけない。手を伸ばせば届きそうなところにいる相手に本当は手を伸ばしたい。無意識のうち相手に手を伸ばしている自分がいて、はっとして瞬時に引っ込めた。平常心を保ちつつ「こんなこと殺し屋の俺が言えた義理じゃないけどね」と呟いた。
「どっちかといえば、そう思うのはこちら側の人間だろう。そう思うのも無理はないさ。事実重い罪を背をっているのは本当のことだし。残虐さを見てしまったら誰でもそう思うはずだ」
自分は裁かれないといけない存在でありながら今も逃げ続けている。街に出るときも必ずと言っていい程変装もする。じゃあ何故逃げ続けるのかと問われればそれは自分自身でも分からない。だから今この目の前の人に居る彼女に刺されてもかまわないのだ。
「へ?」
思わぬお願いにフリーズした。
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