二次なりきり掲示板
- Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.49 )
- 日時: 2016/07/26 19:07
- 名前: 月無 (ID: EmbmWiOV)
- 参照: http://いやいや、私なんて全然ですよ。柚雨様の文、とてもわかりやすく見やすいので羨ましい限りですっ。
>>48
【折橋 深兎】
「...私ね、護衛者じゃなかったら殺し屋になってたと思う。もしそうじゃなくても、人に言えないような人生を送ってたと思うよ。それに、民衆を命懸けで守るなんて私はしてないもん。ただ自分が生きやすいように、めんどくさくならない様にしてるだけ。」
だから同罪だよと、そう付け加えてニコリと笑う。もとより綺麗な人生は送っていないのだ。幼い頃に両親から捨てられ、生きるために言えないようなことなんて幾度も繰り返し行ってきた。自分には護衛者なんて向いていないと、ずっとずっと思い続けながらも今この場所にいる。それはやはり怖いからなのだろうか、昔のように自分の居場所がなくなってしまうのが。
振り払われた手を下げれば、小さな声で「ごめんね」と謝る。どうすれば目の前の男を、「眞鍋栞」という男を安心させることが出来るのだろうか。殺し屋としての彼を救えないと言うのなら、それ以前の彼を少しでも取り戻せば良いのではないか、なんて。相変わらずおかしな事を考えると、深兎は心中で呟いて息を吐く。以前も今もどちらも本当の彼だろうに、どちらかではなくどちらも救わなければいけないのに。
「(って、なんで救おうとしてるわけ。...それが、私の利益になる...?)」
ハッとしたように瞬きをし、自分の今までの思考回路を振り返って眉を寄せる。いつからこうも他人想いになっているのだろうか、私はめんどくさい事はしない主義だと言うのに。
「私も逢いたかった」なんて言いそうになって、口を閉じればこのセリフはまだ取っておこうと心に決める。いつか観月がちゃんと言ってくれる時まで、私の本音も内緒だ。
「じゃあ、キミの前では「護衛者の副団長」としてでなく、ただの「折橋 深兎」として話すよ。それでOK?」
相変わらず意味不明なことを、自分勝手なことを言っていると思いながらも、浮かぶ笑みはどこか楽しそうで勝ち誇ったようなものだった。
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