二次なりきり掲示板
- Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.88 )
- 日時: 2016/10/04 21:35
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
【了解しました。お待ちしておりますね!そろそろ捺動かします。】
>>87
【瀬波観月】
「ふっ、そんな事ないよ。うんうん、無理はしないからさ」
観月は内心ドキッとしていた。まるで自分の心を見透かされている様な感じがして居心地が悪かった。でも流石にそんな事できる人なんて居ない。ましてや知り合いにそんな能力使いも居ない。まぐれか、そう思えば自然に動揺は落ち着いて何時もの調子を取り戻した。
「だろ、だからあいつは分からないんだよ。気まぐれって言うか頑固っていうか。そう、例えるなら理解不可能。まあ、奴の考えなんて全くもって理解したくも無いけどな。そうだな、それがいいかもな」
相手の団長を一言で例えるなら不思議であろうか。言動も勿論の事だがだが、行動にとっては予測不可能だ。掴みどころがないと言うか本当に予測がつかないのだ。あいつの行動を読むことが出来ない、それ故に自分にとっては厄介な人物であることは変わりはない。団長と同じく目の前の彼女も自分にとっては不思議な人物であることは違いない。チラリ、と彼女の顔を見れば若干失礼ではあるものの「ふっ」と笑みを零した。
「(上目遣いってずるくないか。可愛すぎる)ん、じゃあ遠慮なく。気まぐれな所とか、愛想がない所とか割に合ってるな。でも、そんな所が可愛んだよな」
相手に触ってもいい、そう言われれば分かりやすい程目をキラキラと輝かせた。先程引っ込めた手を恐る恐る出せば相手の頭へと手を置き、壊れ物を扱うような手つきで撫で始めた。自分の念願が叶った事もありポロりと自分が言うには不似合いな言葉が口から溢れる。本人自身は気づいてはいない様で触れたことの喜びから気分は最高潮にいいようだった。
「流石耳が良いな。頼りになるよ深兎」
【木更捺】
ザクザクと子気味の良い音をたてながら捺は1人森の中を進んでいく。時々、何かを探すように辺りを見渡しては足を止め、その何かが無ければまた森へと足を進める。そんな工程を何度も捺は繰り返し行っていた。
その何かとは、___護衛者副団長の折橋深兎の事である。先程団長から電話があり『多分森に居るだろうから連れ戻してこい』と命令されたのだ。本当は嫌であったものの、断ろうにも断れずその命令を渋々受け今に至ると言う訳だ。
「(どうせなら自分で副団長を連れ戻せばいいのに。押し付けがましいっていうか、自分勝手て言うか。ってまず何で、私なのよ)」
差ほど、頼まれる事は自分自身嫌いでは無いのだがどうもあの副団長とは上手くいかない。だからか、捺の内心は荒れていた。しかしそう思っても後の祭りな訳で受けたからにはちゃんと遂行しようと心に決める。
「(本当に、こんな所にいるの」
暫く森を歩いてみたものの一向に姿を見つけることが出来ない。その現状にイライラが募っていくばかりである。(もう、諦めようか)そう思い来た道を戻ろうとした時声が聞こえ一目散に森を駆け抜ける。
森の茂みからチラリと副団長の横顔が見え、自分も勢いよく茂みからひよっこと顔を覗かせた。
「副団長、こんな森で何しているんですか。随分と探しましたよ。それと団長がよ___」
用件を伝えようとした所で、漸く副団長が1人では無いことに気付き思わず言葉が詰まる。殺し屋である観月を捉えれば、深兎と観月を交互に見やるように目をキョロキョロと動かした後フリーズした。
「(え、え。何で殺し屋何かと一緒にいるの。)」
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