二次なりきり掲示板

Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.90 )
日時: 2016/10/05 16:55
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)

>>89

【瀬波観月】

「んー、優しいか、あいつ?この頃は関わりないからさっぱり分からん。ふふ、何となくだよ」

護衛者の団長が優しいか何て俺にはさっぱり分からない。けれど、護衛者の副団長である深兎がそういうのだからそうなのだろう。そう自分を納得させればぷくっと頬を膨らまし不満そうに声を上げた深兎の姿が目に入る。暫くの間じっと、相手の表情を窺っていたのだが逸らされてしまった。

「(もしかして、何か彼女が不満に思う事をうっかり言ってしまったのだろうか)」

少し不安は残ったもののそれを言葉にはせず口を紡ぐ。また、余計な事を言ってしまわないようにと。

「いえいえ、本当のこと言った迄だからな」

なでなで、ともう1度彼女の頭を撫でれば今度こそ彼女の頭から手を離そうとしたのだが彼女にいきなり手首を捕まれ、思わず困惑してしまう。あたふたとしている間に遂には自分の首筋に銃も当てられ更に訳が分からないとでも言うように目を白黒させていたが、その数秒後入ってきた闖入者により彼女の意図を漸く読み取ることが出来た。

此処は彼女に合わすべきなのかそう思えば勝手に口は動き観月は言葉を吐いた。

「はっ、まさか。護衛者の奴に捕まるなんてな。思い切り油断していたよ、撃てるなら撃って見ろよ副団長さん。その代わりと言っては何だが__」

クスリ、と口元に笑みを刻めば掴まれていない手を伸ばし深兎の頭に銃口を向ける。しっかりと銃を握り今にも撃ちそうな勢いであるものの勿論撃つ気は更々ない。そうこれは、只の演技に過ぎないのだ。


【木更捺】

「お、お取り込み中でしたか。えっと団長が早く帰って来いって言ってました」

急ぐように用件を述べれば捺はもう1度2人を交互に見やる。一瞬だが先程2人が仲良さそうに話しているように見えたのだ。けれど今の状況ではとてもそんなふうには見えない。どちらかと言うと敵対してるように見える。護衛者と殺し屋が敵対するのも当然なのだが。

「(何だ、単なる私の見間違いか。んー、やっぱり副団長さんは苦手だな嫌いという訳では無いけど。一つ一つの言葉がきついって言うか近寄り難いと言うか。」

用件も無事終わりもう此処に留まる必要も無いだろう、そい思えば自然に体は来た方向へと向いた。けれど、目の端で見えた光景に思わず振り返ってしまう。

そう、殺し屋である奴が副団長の頭に銃口を向けているのだ。決して副団長の力を疑う訳では無いが此処は手助けした方が良いと瞬時に判断すれば腰に下がっていた細剣を抜く。

そして、お手伝いしますと言わんばかりに声を荒げた。

「副団長早く、銃で奴を撃って下さい。もし撃てなければわたしがこの剣で」