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二次なりきり掲示板
- Re: 【戦闘・中文】殺し屋とターゲットと護衛者と【募集中】 ( No.94 )
- 日時: 2017/01/25 00:16
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: evPE10Y/)
- 参照: http://お久しぶりです。捺ちゃんキャラ崩壊中です。
>>93
【木更 捺】
「な、何で…。何でですか、副団長!!何で、殺し屋なんかを、守ったりなんか…況してや庇ったり何てするんですか!!」
ガクッと今にも崩れそうになる体を何とか奮い立たせれば泣き叫ぶ様に声を荒げた。ナイフは確かに奴の方向目掛けて一直線へと飛んでいった。何もしなければ奴の手の甲に刺さるのは確実で、全て上手くいくはずだった。だがそれは思わぬ出来事によって阻止されてしまった。
そう、副団長が目の前の奴を庇ったのだ。仲間ではなく況してや憎き殺し屋をだ。その光景に思わず息を呑み、副団長の次の行動によって絶望へと落とされた。
目の前に広がるのはこちらに向かって銃を向ける、副団長の姿。口元はほんの微かに歪んでいるものの笑さえ見る事が出来る。今から獲物を狩ると言わんばかりの目付きにガタガタと体は情けなく震えそのまま地面へとへたり込んだ。
「副団長…どう言う…事ですか?」
一瞬何が起こっているのか分からず捺は思わず目を瞬かせる。理解するのに何十秒か費やした後やっと頭の中で今の状況を理解することが出来た。これは、脅しでも冗談でもないと。
副団長は私に銃を向け、容赦無く撃つつもりなんだと。そう思えば自分の中での何が壊れたような気がした。
「…あ、あはっ。あはははっ。なんだ、なんだ。そう言う事か。なら、早く言ってくれれば良かったのに。どうして気づかなかったんだろう、私ってばやっぱり馬鹿ね。そうね、なら貴女を先に刺せばよかったわね。今なら分かるわ。貴女が彼を守った事も、さっき言った言葉の意味も」
目から涙が、零れ落ちそれにはそぐわない様な笑い声を上げる。顔は苦悩に歪んでいるもののそれとは対照的に口元は孤を描くように笑っていた。今から起こる出来事を心の底から楽しみと言うかのように。
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