二次なりきり掲示板

Re: 『指名制』恋する物の怪『募集中』 ( No.159 )
日時: 2016/09/10 22:01
名前: 燐曇 ◆qPaH7fagTg (ID: AHkUrUpg)

>>147

体の方向を変えられ、彼の尻尾が自身の手から少し遠い位置になると、明華はゆるゆると伸ばしていた手を引っ込めた。わずかに残念そうな表情を見せるも、それも一瞬の内だけだった。またすぐに、いつもの表情に戻る。やはり、突然触ろうとするのは嫌だっただろうか。
けれども彼女は、頬に伸ばされた手を特に抵抗する様子も見せず素直に受け入れた。時折くすぐったそうに身をよじれば、あぁ、暖かいなあ、なんて当たり前のことを考えた。

明華「……ん、大丈夫……」

「多分」と曖昧な返事をするも、ぼんやりとした表情と声色からは本当に起きているのかどうかは読み取れない。いつも通りでもあるし、寝起きであってもおかしくはない。
だが一つ一つの問いは理解しているらしく、「触ってみる?」と尋ねられれば「本当?」と少し嬉しそうに彼の頭に手を伸ばそうとする。

「そっか、九条さん狐なんだ……」

そんな事を呟きながら。