二次なりきり掲示板

Re: 『指名制』恋する物の怪『募集中』 ( No.179 )
日時: 2016/09/24 10:50
名前: 燐曇 ◆qPaH7fagTg (ID: EFs6h6wo)
参照: オナカイタイ(

>>163

明華「本当」

相手の疑っているかのような発言に対してそんな言葉を返せば、さわさわと自分の頬を撫でる手つきを真似するように優しく、彼の狐耳に触れる。実際狐を触ったことは無いのだが、決して偽物の耳ではないことは理解できた。手触りが良く、少し柔らかなそれは、一時だけでも明華の興味を引き付けるには十分だった。

撫でる動作をやめ、今度は指先でなぞるように狐耳に触れる。ちょっとした悪戯心と、好奇心からだった。
はたして狐も、あの人のようにくすぐったがるのだろうか——そんな、些細な事。

「……じれったかった、ノ?」

剣の溶けていきそうな呟きを、彼女は聞き逃さなかった。少し首を傾げては、「じれったくて」という言葉の真意を探る。
「正体見せちゃった」「じれったくて」、この二つの言葉は、彼女が想像していた事とは少し——いや、ほぼ真逆と言ってもおかしくはない言葉だったために、彼女は疑問符を浮かべざるをえなかった。