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二次なりきり掲示板
- Re: 『指名制』恋する物の怪『募集中』 ( No.199 )
- 日時: 2016/10/09 01:43
- 名前: 燐曇 ◆qPaH7fagTg (ID: KDl0fyQj)
- 参照: オナカイタイ(
>>180
明華「…………む、」
数回ほどの相手の瞬きを見れば、そこに含まれる意味合いはあまり良いものでないと感じたのか——彼女からすれば憶測でしかないが——少し眉を下げて剣の頬を、軽く人差し指でつつく。「もう撫でてあげない」などと、冗談なのか本気なのか、やや機嫌を損ねてしまったような表情からは分からないのだが、彼女は相手の頭から手を離してはそう呟いた。けれどもすり寄せられる頭にどこか小動物じみたものを感じ、撫ではしないものの手をどけることはしなくなる。
そのまま彼の呟きに対して「うん、」と小さく頷きを返すものの、悪戯心はどこかに息を潜めているだけで、彼女の中から消えることは無い。
「……?? …………うん、そ、っか……?」
どこか呆けたような、何となく気の抜けた返事をしながら、彼女はまたも、相手と同じように首を傾げてしまう。まるで鏡写しのようだったのだが、そんな事よりも彼がなぜ首を傾げる必要があるのか、それが彼女には皆目見当もつかない。
聞いてはならない事だと考えていたのに、相手は「じれったくて」と正体を現してしまった。それはつまり————相手は自分からの問いを待っていた、もしくは問われる事を期待していた、という事になるのだろうか。
「(……そっか、聞いても良い事だった、ノか)」
ぼんやりとした目つきで自分なりに推測を立てれば、勝手な解釈ではあるが妙に納得のいく答えに辿り着いて「ごめんね」と相手に向かって呟いて、首を戻す。
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